数週間前の発表ですが、、
Macの次期OS(macOS 10.15)で、iPadをサブディスプレイにできる機能「Sidecar」が搭載されることが判明しました。
同様の機能を実現する「Luna Display」の立ち位置はどうなるのでしょうか。
「Sidecar」について、おさらい
大方の予想通り、WWDC19にて発表された、次期macOSの機能です。
iPadをMacの「サブディスプレイ」として使用できる。iPadにMacの画面を表示させることができる。
発表当日USB-Cによる有線接続でのデモだったようですが、正式版では無線にも対応するとのこと。
iPadを購入したものの、想像以上に使いみちがなくて、結局手持ち無沙汰になってる人も多いかと。そんな時に「サブディスプレイ」としての利用用途ができるのは嬉しい限り。
私は「iPad Pro」と「iPad」を両方保有しており、結果的にiPad Proしか使用していません。なので「iPadをMacのサブディスプレイとして使用しながら、iPad Proを並行して使う」などの利用も可能になる。色んな使いみちが考えられますね。
数ヶ月前に購入したLuna Displayは?
ここからが今回の記事の本題です。
この「iPadをMacのサブディスプレイにする」って考え方は、決して目新しいものではありません。
というか、既にこの機能を実現する製品が出回ってます。
- Duet Display
- Luna Display
有名所としては上記の2点で、特に「Luna Display」の知名度が圧倒的でしょう。
実際に渡しはDuet DisplayとLuna Display両方を保有しており、特にLuna Displayの完成度の高さを感じています。
今もブログを書きながら、Luna Displayを使用してiTerm2をiPad Pro側に表示させています。
Sidecar登場によって、Luna Displayの価値はなくなるの?
厳しいことを言いますが、個人的には「Luna Displayの価値はなくなる」と思います。
もっと言うと、Luna Displayの価値をなくしたのは、LunaDisplay開発元の責任だと感じています。
「iPadをMacのサブディスプレイにする機能」、これをAppleがmacOSに取り込む。
こんなこと、素人の私でも容易に想像できました。
私は今年の1月に既に予言していましたし。
にもかかわらず、LunaDisplayは、現時点の市場の優位性にあぐらをかいていた印象です。数ヶ月という猶予があったのに、目立った機能改善は一切されていない。
確かに、この数ヶ月で、何度もアップデートはされています。しかしその殆どが「ユーザーが魅力を感じる機能」だとは思えません。
ユーザーが「本当にほしい」と思われる機能の追加は・・・1つもなかった気がします。
例えば「ポートレート機能(iPadの縦置き)」。これはコミュニティで何ヶ月前も機能追加要望があったものであり、個人的にも追加を望んでいました。iTermで長いログをiPadの縦置きで確認できたら作業効率が上がると考えてたんです。
でも「対応中」と言ったまま、数ヶ月が経過しています。
ユーザーが諦めて離れてしまうのも仕方ないと思います。
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