iPadをMacのサブディスプレイにする「Luna Display」を購入したから1ヶ月経ちました。
それなりに使い倒してみたので、正直な感想を紹介します。
良かった点
画質は申し分ない
私の環境では「MacBook Air(2018)」と「iPad Pro(初代)」の組み合わせで使用しています。iPad Pro(2018)を購入したので、初代iPad Proをサブディスプレイの用途だけに使用できるようになりました。
Luna Displayを使用したiPad Proのサブディスプレイとしては、主に以下の用途で使っています。
- MacBook Air側でブラウザを開いて
- iPad ProでiTerm2を使用
上記の方法でsshでのコンソール作業やvCenterの作業を並行して行っています。
結論から言うと、最高です。この手の作業効率が1.5倍になったと言っても過言ではありません。
iPad Pro側でiTerm2を操作していても、自分がiPad Proの画面を見ているのを忘れてしまうくらいです。てっきり「本当のディスプレイ」と感じてしまうくらい実用性が高い。
違和感なくコンソール操作ができる。本当に作業効率が一気に上がりました。
遅延は感じないレベル
キーボードをタイプした瞬間にiPad Pro側のiTermに反映されます。CLIでの操作レベルだと、遅延が全く感じられません。
手軽に使用できる
MacBookにドングルを挿して、iPad ProのLunaDisplayアプリを起動するだけ。
これだけでサブディスプレイとして使用可能なのは大きい。これが面倒だったら使用するのが面倒になってしまう。
はじめは「わざわざドングル挿して・・・って面倒くさくなるかな?」と思ったのですが、よくよく考えると、普通のディスプレイでも「ディスプレイの電源を付けて、パソコンとケーブルで繋げる」という操作が必要です。
なので普通のディスプレイと比較しても、事前準備は殆ど変わりません。
Luna Displayのドングルは挿しっぱなしでもかさばらないので、Luna Displayの方が手軽に使用できるかもしれません。
残念な点
待機電力が意外と多い気がする
私は毎回ドングルをパソコンから抜くことはせず、基本的に挿しっぱなしにしています。
iPad Proと接続していなくても、バックグラウンドでLuna Displayのプロセスが起動して、CPUリソースを消費します。
私の環境では常時2%程度を使用しているようです。
2%って、多いです。心なしかバッテリーの消耗も多くなった気がします。
(Duet Displayの有線接続とは比べ物にならないくらい省電力です)
外で使いづらい(ネットワーク関係)
ネットを見ると「Luna Displayを買って、iPadを外出でのサブディスプレイとして使えるようになった」とのコメントを見かけますが、本当でしょうか?
というのも、無線接続の場合はWi-Fi接続になります。つまり、外でWi-Fi環境がないといけません。さらに帯域が充分でないといけません。なので外だと使用できるシーンが限られます。
有線で使用してもいいのですが、そうすると本来の無線のメリットを享受できなくなってしまいます。
ポートレートモード(縦向き)に対応してない
現時点でLuna DisplayはiPadのポートレートモード(縦向き)に対応していません。
私のような「iTermでコンソールを表示する」ような使い道の場合、縦向きで使用したいケースがあります。その方が、アプリの長いログなどは見やすい。
この機能拡張について、Luna Display開発者は「近い内に対応する」と言ってるのですが、既に数ヶ月経ってます・・・(ETAを聞いてる人もいるのですが、完全に無視)
>>Luna Display Community (Portrait Mode Support)
需要は多そうなので、次回のバージョンアップで機能追加されることを期待しちゃいます。
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