史上最大の下落とも言われた今週の相場、、私のBotはどうなったのでしょうか。
先に言っておきますが、私は生きています。
はじめに
この記事を読んでる方なら既にご存知でしょうが、今週の相場は荒れに荒れました。
そもそもコロナショックの影響で、ダウを始めとした主要株式市場の指標が大幅に下落。安全資産とか言われていた仮想通貨も合わせて下落しました。
上記の今週チャートを見ていただければわかるのですが、3月12日の午後から一気に下げて、13日の午前中に落ち着いたと思いきや、8時に再度大幅な下落。
結果的に24時間以内に60%以上下落し、過去最高の下落を記録しました。
特に3月13日の8時の下落は「30分程で1500ドルの下落」でして、相場のパニックぶりが顕著になった瞬間です。
その後は緩やかに上昇基調になってきているのですが、8時の時点では「先が見えない下落」だったわけでして、投資家としては不安でいっぱいだったでしょう。
株価が下落するから追証のピンチになる。追証を防ぐために現金化が必要になる。ビットコインを換算して現金を確保する。
そんな負のスパイラルが発生したと推測します。つまり、仮想通貨が安全資産なんて神話でしたね。
それを踏まえて、botの状況を紹介していきます。
仮想通貨botについて
仮想通貨を自動で売買するツールをpythonで構築しました。現在はビットコインの売買です。
ビットコイン相場の把握、Bot作成にほぼ必須のサービス「TradingView」の有料プランは半額で契約できます。詳細は以下の記事を参考にしてください。
期間
2020/3/8-2020/3/14
今週の急激な下落時に置いても、Botが停止することはありませんでした。世界中のBotのリクエストが集中して私のBotのリクエスト取得時にエラーが発生しないか危惧していましたが、その辺のエラーハンドリングも上手くいって、安定稼働しています。
今回の事象は良いストレステストになりました。今回レベルの負荷でも稼働し続けるということは、当面安定して稼働できるでしょう。(取引所のAPIの仕様が変わったりしないことを祈るだけです)
結果
収支について
今週のVer2の最終的な収支は以下の通り。
急激な下げにも関わらず「$2.5」のプラスとなりました。
詳細は後述します。
取引回数について
この一週間の取引数は「1回」でした。
1勝0敗です。
この1勝は週半ばよりも「前」に行われました。
これも後述します。
今週の考察
さて、本題です。まず、前述の通り、今回の取引回数は「1回」でした。
これは3月8日発生した利確です。エントリーは前週に行っているのですが、実際のエグジットは今週の日曜日に発生しているので、方針通り今週の計上にしているのです。
つまり、チャート的には以下の箇所でドテンショートしています。
・・・本当に運が良かったとしか言いようがありません。ショートエントリーしているので、今週の急激な値下げは逆に利益に繋がっています。
ただ、完全に運とは言えず、「相場の流れに沿った順張りエントリー」が功を奏しているとも言えます。
このポジション、現在も変わらず保有しています。なので数日前の底を記録したメリットは一切享受できていません。(当日は明らかに異常事態だったので、ポジ解消しようか何度も悩みましたが、ひとまずVer2を動かし続けることにしました)
さて、今回は運良く順張り戦略がマッチしました。
しかし、仮に逆方向に相場が進んでいたらどうなってたのでしょうか。つまり、私はショートエントリーしたタイミングで記録的な上昇が発生したケースです。
その場合は、Mexの分離マージンが効いてきて、特定のレンジを越えたタイミングでロスカットが発生します。分離マージンなので、自分の資産の何割かがゼロになるだけでダメージを抑えらられるはずなのです。それが記録的な上昇であっても。
当然ながら、それが連続的に何度も繰り返されたら、資金がつきます。
今後の方針
さて、今回はショートエントリーが当たって、この後急激に戻したとしてもプラスで終わりそうです。
問題はいつエグジットされるかですね。現在も異常な相場が続いており、Mexのファンディングもショートに不利に動く完全な異常事態です。
このまま下げ続けてくれるとBotの視点からは嬉しいのですが、、ビットコイン相場全体としては決して好ましい状態ではありません。早く相場が落ち着いてくれることを祈るばかりですね。
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