Cisco機器に使用可能な「USBインターフェース」でのコンソールケーブルを購入したのでレビューします。
自分のWindows10マシンを当ケーブルでいくつかのCisco機器に接続してみて、正常に動作の確認ができました。
(あくまでも自己責任でお願いします)
最近のパソコンにはシリアルの口がない!
Ciscoのみならず、殆どのベンダーのネットワーク機器は、コンソール接続を使用して初期設定を行います。その際は、本体に付属されている専用のケーブルを使用します。
Cisco機器の場合は殆どが「本体側(RJ45)」・「パソコン側(シリアル)」となっています。
パソコン側がシリアル接続・・・
最近のパソコンは軽量化・薄型の波で、シリアルの口(インターフェース)がありません!
まぁ、シリアルポートを未だに使い続けているのは、私達みたいなネットワークエンジニアくらいなのでしょう。
MacBookを含む最近のパソコンは、有線でネットワークに接続するRJ45ポートさえもないですからね。シリアルポートがなくなっているのも時代の流れなのでしょう。
そんな時代に合わせて、Ciscoのようなネットワークベンダーも機器に接続するコンソールケーブルをUSBとかにしてくれたらいいのですが、、未だにパソコン側はシリアル接続のケーブルが付属されているケースがほとんどです。
つまり、付属のケーブルだと、最近のパソコンに接続できない!
パソコン側がUSBのケーブルを買ってみた
まぁこの話は現場で作業をするネットワークエンジニアにとっては「常識」だと思います。
なので、通常は「シリアル->USBの変換コネクタ」を使用してパソコンに繋げるケースが増えています。私も同じでした。
でも、たまたまネットで色々見ていると、以下のケーブルを発見しました。
デバイスに接続する側は通常のRJ45ですが、パソコンに接続する側は初めからUSBになっています。
これさえあれば、このケーブルだけで最近のパソコンでもコンソール接続ができる!
値段もアダプタを購入するよりも安いので、試しに購入してみました。
外観の紹介
簡易包装で届きました。ただのケーブルなので問題なし。
外袋を開けてみると、しっかり静電気防止の袋に入っていました。
袋のラベルを見てみると・・・
「Cisco互換」と書いています。まぁ「Cisco」と言っても様々な機器があるので試してみないとなんとも言えませんが・・・
袋を開けてみました。全体の外観はこんな感じ。色も思いっきりCiscoのコンソールケーブルの色ですね。ケーブルの長さも十分です(とは言ってもラックの一番上の機器に接続すると端末を床には置けない長さ)。
デバイスに接続する側はRJ45です。
一方、パソコンに接続する側は確かに「USB」です。ここが重要。
パソコン側での認識
ネットワークに接続する前に、まずはパソコン側で認識してくれるかです。パソコン側でCOMポートとして認識してさえくれれば基本的に使用できるはず。
ドライバーのダウンロード、インストールとか、、、ややこしかったら嫌だなぁ。
と思ったのですが・・・
私の環境(Windows10)では「一切手動での操作は不要」でした。USBポートに接続するだけでOK!
それだけでSecureCRTの画面で「COMポート」として認識してくれました(ケーブルを接続後にSecureCRTの再起動は必要でした)。
この時点で一安心。
デバイスへの接続
パソコン側でケーブルの認識ができたので、いよいよネットワーク機器へのコンソール接続にチャレンジしてみました。
今回試せたのは以下の機器。
- Catalyst 2950
- Nexus 9K
- ISR系
はい、普通のコンソールケーブルと同様にあっさり接続ができました。
想像以上にあっさりです。
耐久性などは今後使い倒して確認する予定です。
(ケーブルが使用できるかは環境依存のところもありますので、購入・使用は自己責任でお願いします)
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