少し遅くなりましたが、2020年3月のBot結果報告です。
3月はビットコインの歴史に名を残す下落になりましたね。
とりあえず、結果
Ver1:
2月に死亡。復活させる予定はない。
Ver2:
- 稼働期間:2020/3/1-2020/3/31
- 売買回数:9回
- 勝率:55%
- 損益:269ドル(通しで224ドル)
でした。
2月は最悪の収益結果だったのですが、3月は(Botにとっては)過去最高の収益となりました。
総括
売買回数について
9回
2月より多い結果となりました。
何度か紹介していますが、私のBotは「トレンドフォロー型の順張り戦略」です。トレンドが継続する限りはひたすらホールドし続けて収益を狙うモデルです。
なので、取引回数が少ないと、収益が増えていくはずなのです。
ただ、今月は「売買回数」自体はそれ程問題ではありませんでした。
この記事を読んでらっしゃる方はご存知だと思うのですが、今月の値動きは異常でした。
コロナの影響で世界経済が不安定になり、その余波がビットコインにも波状してきました。
特に3月12日から13日にかけては7600ドルから3600ドルまで下がるなど、50%を超える下げ幅を記録しました。
ビットコインはボラティリティが大きい通貨ですし、これまでも類似した下げ幅を記録したことはあります。しかし、過去と比較して現在は出来高も桁違いですし、参入ユーザーも増えています。その中でいきなり半額になってしまった。これはビットコインの歴史に名を残す相場と言えるでしょう。
私もリアルタイムでTradingViewのチャートとチャットを見ていたのですが、まさに「誰もが予測できなかった」事態だと感じていました。最も安定しているFX取引所だと思われていたBitmexが停止したり、全くAPIが受け付けなくなったり、いくつかの取引所が潰れるのでは?と不安になったレベルです。
で、肝心のBotですが・・・かなり順調です。
というのも私のBotは「トレンドフォロー型」なので、今回のような「異常な下落」もトレンドチャンスとみなすことができます。3月12日の下落も急激ではあったのですが、数時間前に予兆はありました。それをBotがしっかりとキャッチして、ショートポジションに変えてくれました。上記チャートの赤丸の箇所です。
あとはエグジットタイミングを探って、青丸の箇所でドテンロングに変更した形です。4000ドル付近でドテン出来ていたら最高なのですが、その時点ではさらに下がる可能性もあった訳でして、今回のエグジットタイミングには満足しています。
問題は、3月13日以降です。
3月13日以降はゆるやかに回復していき現時点では3月12日以前に近い価格に戻ってきています。しかし、そこに至るまでの過程では、ボラティリティが非常に大きくなりました。3月12日以前とは倍以上のボラティリティになってしまい、私も1回ロスカットを経験しています(Bitmexの分離マージンなので被害は大きくない)。
私のBotのロット数の調整は手動で行っており、7000ドル時点でのレバレッジと同じ値で運用していたのが間違いでした。とは言ってもレバレッジを下げると収益も少なくなるわけでして、私の戦略の課題となりました。
とりあえるロット数を減らして運用していますが、幸いにも7000ドルに復帰したので、再度レバレッジを上げようか考え中です。
勝率について
勝率55%
過去のバックテストと比較しても平均的な数字になりました。先月の33%より改善した形です。
損益について
+269ドル。過去最高の結果となりました。
とはいえ、その殆どは3月12日の下落時のショートポジションによるものです。その後にロスカを含めて何度かマイナスになった結果の269ドル。
結果から見たら良い感じなのですが、こんな相場は数年に一回ですから、継続的に見込めるものではありません。
2月が最悪の結果だったから、まだまだ予断は許せないですね。
まとめ
現在の相場は「テクニカルよりもファンダメンタルズ」な相場なので、私のBotが4月以降も通用するのか、不透明な状況が続きそうです。
7000ドル以上で安定したらロット数も調整して通常運転モードに戻す予定です。
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