2021年11月、3週目の仮想通貨Bot結果です。
取引所が返してくるデータの構造体が変わっていたため、Botの一部ロジックに不具合が発生しました。後述します。
仮想通貨相場は一気に下落基調に変わりました。後述します。
仮想通貨botについて
仮想通貨を自動で売買するツールをpythonで構築しました。現在はビットコインの売買です。
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期間
2021/11/14-2021/11/20
先週のブロク執筆以降、Botの状況を確認していませんでした。で、本日全く無防備でBotの資産管理画面を確認すると。
現在資産($)・・・0
・・・
一瞬何が起こっているかがわからず、放心状態に。
$7000あったはずの資産がゼロ?
「まさか、ハッキングされた?いや、取引所の操作は完全にMFAを設定していたからログインはできないはず。また、API Keyもアクセス権&アクセス元を固めているから資産移動はできないはず。」
と震えながら取引所にログイン。
とりあえず資産は残っていることを確認。
この時点で胸をなでおろしました。最近は個人の仮想通貨ウォレットに対する攻撃が増加していた矢先だったので、2分くらいマジで危機感を感じました。
この時点で原因について予想がつきました。Botが取引所から資産データを引っ張ってこれていないと。10ヶ月ほど無停止で安定稼働していたBotだったので、内部ロジックに問題がある可能性は低く、取引所との通信課程で問題が発生している可能性を探りました。
正解でした。
取引所との通信、データ取得はできていたのですが、なぜか取得したレスポンスデータの構造が変わっていた・・・参照していた資産データの位置が、なぜか少し深い階層に変わっていました。
「なぜデータの構造が変わっていたか」ですが、これは謎のままです。取引所側の仕様が変わったとしか思えないのですが(そもそもAPIで取得したデータ構造に変化があったので)、取引所の事前通知や情報公開が一切見当たらなかったのです。通常は取引所から「仕様変わるよ!」メールが来るものなのですが、過去のメールや公式サイトの情報を見ても見当たらなかった。
自分が制御できないエレメントが勝手に変わるのはマジで勘弁してほしいです。
で、肝心の修正は、簡単に終わりました。こんな時の為にAPIのレスポンスを確認するための簡易ツールの準備、API処理部分は完全にメイン処理とは疎結合にしていたために、ものの15分程度で修正完了。やはりモジュール化は大事ですね・・・身にしみて感じました。
収益など
取引回数
取引回数は「0回」でした。
収支について
上記の理由で収益データがほとんど取れませんでした。1時間おきに記録している部分が全て0になっていたので直近数時間だけアップデート。
BTC価格との推移比較グラフはこちら。
本当は直近の動きは少し緩やかなのですが、データが取れてなかったので一気に悪化しているように見受けられます。
以下が、直近1週間の比較グラフです。
11/15にロジックが停止したのがわかりますね。
今週の考察
まずは先週のチャートを再掲。
少しずつ下落基調となっていました。こんな感じの上か下かがはっきりしない相場は「ロングもショートも禁物」と考えていました。
で、こちらが今週のチャートです。
はい、めっちゃ下がりました。約$10000の下落です。これが仮想通貨の怖いところです。数週間前はヨコヨコレンジ相場で逆張り戦略が有効だったのにも関わらず、今週は逆張りしていたら資金ゼロになるところです。
特に17日から18日にかけてレンジにみせかけているのがいやらしい。「ようやく底をついたか!」と思ってロングを仕掛けたユーザの資金を狩りにいってます。
この数時間で少し戻す動きが見えていますが、全く予断を許しません。チャートを見る限りは$65000まで回復しそうな雰囲気はあるのですが、ここから更に下がって$55000になってもおかしくないと考えています。
今後の方針
私はBotに完全に従いますが、裁量トレードしているならば「絶対にロングもショートも仕掛けない局面」です。ここが「底」だと思っても、そんなのは一切当てになりません。だれもそこが「底」だと保証してくれているわけではありません。
底だと思ったら更に下がっていく、、そんなの普通です。人間の先入観なんて適当なものです。
自分の感覚を信じずにロジックで動く。それを信念にトレードを継続しようと思います。
・・・Botが簡単に直ってよかった。
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