以前のVCIX-NV受験記(一回目)からかなり時間が経ってしまいました。
というのも、VCIX-NVの受験ネタ自体それ程需要がないかなと思ったので、そんなに記事を書くモチベーションが上がらなかったんですよね。
二回目自体はそれ程ドラマがなかったし。想定通りだったし。
という訳で、VCIX-NV自体の受験記はこれが最後です。
一回目で敵の動きは完全に把握した
前回は非常に悔しい思いをしました。
IT系の資格での一発合格連続記録が途絶えた
CCIEラボも一発で合格したのに、まさかVCIX-NVのラボで落ちてしまうとは。。。
何度考えてもバグっぽい問題に苦しめられた
前回の記事を見てもらえば分るのですが、VCIX-NVのラボはリモート環境にアクセスして、問題の指示に合った設定を行う必要があります。一回目の試験では、明らかに自分が正しい設定を行ったと言い切れるのに、問題が解決しなかった(NDAがあるので、詳細は伏せます)。
本当に悔しかったです。VCIX-NVの試験自体値段もそれなりにしたので、ダブルパンチならぬトリプルパンチでした。
収穫は、あった
でも、収穫はありました。テストの結果(スコア)はメールでPDF形式で帰ってきます。それを細かく分析し、以下の結論に至りました。
- 明らかにバグだと思っている箇所はやはりスコアを落としている
- 最後まで終わらなかった事によって、かなりスコアを落としている
- 自分が自身を持って設定出来たと感じた箇所は、問題なく加点されている
つまり、仮に次回のラボ試験でも同様のバグが発生したとしても、最後まで問題を解ききったら合格出来るレベルに自分が至っている事が確認出来ました。
VCIX-NVは細かい設定も理解している事を求められます。また、細かい文字列等の入力も求められるので、凡ミスが致命的になります。凡ミスがラボ試験で致命的になるかについては、CCIEの勉強で嫌という程身体に叩き込みました。ここでもCCIEの勉強の効果が出ていると感じました。
再試験の申し込み
すぐに、最短の日程で、再試験を申し込みました。今久しぶりにPearsonで調べたところ、一回目の受験から一週間後に再試験をやっていました。
再試験までの時間でやったこと
実は、それ程ガッツリ勉強をやった訳ではありません。
一回目のチャレンジで、試験の傾向、どんな質問が出るかについては可能な限り記憶していました。VCIX-NVは試験自体出てから日が浅いので、恐らく試験問題もそれ程バリエーションはないだろう。つまり、前回と同様の試験内容が出る可能性が高い、と推測し、ひたすら同様の問題が出てきた時の対策を行いました。
実際には一回目と二回目の間では20時間勉強したかしなかったかくらいです。
それくらい自信が合ったので。
戦略は立てました。
- まず、問題を初めから最後まで読んでみる。
- 仮に同様のバグ問題があったら、一回設定してみて同様にうまくいかなかったらスッパリ諦める
- 自分が確実に加点できるものを先にこなしていく
これが冷静に出来たら、99%合格出来る自信がありました。
当日、余裕
で、二回目の当日です。
気分を変えるために、前回とは違うPearsonのテストセンター(川崎)に向かいました。
Pearsonのテストセンターはどこも変わらないなぁ。255minの長丁場にもかかわらず、飲み物も不可能なのはキツいです。
肝心の内容ですが、想定していた戦略がドンピシャでした。残念ながらバグ問題(と私が勝手に決めつけている)は今回も出てきました。一回目から二回目の間に色々検証を重ねて、考えられる問題、切り分けを全て洗い出してきたつもりだったのですが、やはりうまくいかず。
ただ、この問題が出てきたら直に諦めることを決めていたので、メンタルの切り替えは簡単でした。要するに残りの問題でリカバリーすれば良い。合格したらこのダメ問題をネタにできる(笑)と。
後は戦略通りです。
分る問題は先にこなしていきました。とは言っても、全然分らない問題は一つもありませんでした。Blueprint以上の問題は一つも出てきませんでした。
残り5分の時には全ての問題が設定出来ていたので、例のバグ問題に再度取りかかるが解決出来ず。タイムアップです。
結果、余裕の合格
前回の記事で紹介した通り、VCIX-NVのテスト結果はParsonのテストセンターでは貰えません。公式には確か7日間くらい要すると書いてあったはずです。
でも、前回のテスト結果はテストが終わってから数時間で来たのを覚えていました。あれはFailだったから早く来たのか?などと考えながら家に帰る電車に乗りつつ。
でも、この時点で「絶対に合格した」確信がありました。
私は自己採点を「絶対に答えられなかった」、「50%くらいの確立で回答出来た」、「絶対に回答出来た」の3つに分類して採点するのですが、今回はどう計算しても合格していました。仮に「50%くらいの確立で回答出来た」問題群の全てが間違っていたとしてもです。
結果は3時間後にメールで届きました。PDFつきです。
絶対に合格しているはずだ!
これで合格していなかったら、なぜ合格しなかったかがわからないくらいだ。
と強気にPDFを開いたところ。。。
やったー!合格している!
まぁ、当たり前なんですけどね。正直、結果を見た時よりも、二回目の試験問題を見た時の方がガッツポーズしました。試験問題を見た瞬間に勝利を確信したので。
スコアも、自己採点とほとんど同じ結果でした。
合格した後の感想
10%の嬉しさと、90%の悔しさです。
例のバグ問題(と私が勝手に考えている)がなかったら、一回目で合格出来たと思っているので。というか、二回目の結果や分析結果を考えると、どう計算しても一回目で合格しています。
二回目で合格出来たから良かったものの、個人的には非常に後味の悪い試験となってしまいました。
VCIX-NVはBlueprint(試験範囲)の内容を設定含めて出来たら、絶対合格出来ると思います。
例のバグ問題がなければ、一番の敵は「空腹」です。あれだけの長時間のテストなので、少なくとも飲み物くらいは許して欲しかった。ネットワーク仮想化エンジニアには空腹時にも冷静な対応が求められるのでしょう。
以上が私のVCIX-NVの受験記となります。最近は改善されているんですかね?
最近VCIX-NVのラボ試験を受験された方がいたら、是非情報を頂きたいです。(再受験したいとかじゃなくて、なんとなく)
[vmware1]
コメント