さて、VCP-DTMに合格してから約1ヶ月経ちましたので、そろそろ私の勉強方法を紹介したいと思います。
まぁ需要の無い資格なので、この記事自体需要が少ないと思いますが・・・実は前回のVCP-DTM合格報告の記事を検索で見にきている方もいるっぽいので、少しでもお役に立てればと。。
私は1週間の勉強で合格しました
これは前回の記事で紹介した通りです。
当然ですが、VCP-DTMに特化したセミナーや研修も受けていません。(VCP-DCVやVCIX-NVを持っているから、研修は必須ではなかったし。めちゃめちゃ研修は高い!)
実際に真面目に勉強した時間は10時間くらいです。
じゃあ、「誰でも10時間勉強したら合格出来る!?」って言うと、そうではないと思います。
特にVCP-DTMは。
実際に実装経験があるか?で難易度が変わる試験。
個人的にはVCP-DCVやVCP-NV(両方とも取得済)よりも実践向けの問題が多かったと感じました。
なので、Horizon Viewに関わっている方、特に設計から入っている方はかなり有利です。恐らく設計時・導入時に直面した問題や苦労などが生きてくるかと。
一方、一度もHorizonに関わった事が無い方にとっては難易度がグッと上がります。
はじめにやること。試験範囲の確認。
では、具体的な勉強方法です。
まずは「VCP-DTM Exam Topics」を見て下さい。そして、この試験の範囲を確認して下さい。
(Googleで「VCP-DTM Exam Topics」とでも検索したらすぐに出てきます)
IT系の資格にチャレンジする時の基本ですが、試験範囲の確認を事前にする事は最も重要です。試験範囲以外の勉強をするのは実務には役立つかもしれませんが、効率的に試験に合格すると言う視点に立つと「無駄な時間の浪費」になるからです。
以下は実際にVCP-DTM Exam Topicに記載されている大項目です。
- Install Horizon Server Components
- Configure a Horizon Environment
- Create and Confiture Pools
- Troubleshooting Horizon (with View)
- Install, Configure, and Manage VMware Mirage
- Install, Configure, and Manage VMware Workspace Portal
もし、上記の単語がチンプンカンプンであれば、この試験の受験は止めておいた方が良いでしょう。前述しましたが、上記のコンポーネントの経験をいかに積んだ事があるかが重要になってくるので。その辺がCCNAやCCNPなどと違うところですね。
特に「Troubleshooting Horizon」はマジで手を動かした事が無いとキツい。
という訳で、とにかく「まずは試験範囲を把握し、自分の位置を確認する」作業を行って下さい。
私はこれに1時間程費やしました。
Horizonを基礎から勉強する
「とりあえず、自分は少しは実務を経験してるから・・・」って人は是非チャレンジしてみて下さい。次のステップに進みましょう。
次は、実際に各コンポーネントの役割や機能を網羅するフェーズです。
当然、自分が好き勝手触れる環境があれば良いのですが、Horizonに関しては、中々自分専用の環境を作る事は困難です。
なので、必然的に書籍での勉強が基本となります。
残念ながら、Desktop Mobility関係の書籍は、ネットワークなどの主要テクノロジーと比較すると数がありません。
私が知る限り上記の書籍が最も基礎から学べると思います。というか、VCP-DTMを受験するのであれば絶対に読んでおくべき。この書籍の9割くらいは完全に理解出来ていないと、そもそも話にならない。(第10章は試験範囲のものだけ抑えておけばOK)
CCIEやCCNAの勉強法の時も言っていますが、電子書籍で勉強する事を強くお勧めします。こんな思い書籍を持ち歩いて勉強する事を考えるだけでもゾッとします。電子書籍であれば通勤電車の中でも勉強出来る。立っててもつり革につかまりながら勉強出来る。学習効率が全然違う。
私はこの書籍を読む前に、既に試験範囲の6割くらいはいけそうな感覚がありました。
ちなみに、英語ができる方は以下の書籍もオススメです。
今後実務でもHorizonに関わる方は持っていて損は無いかと。
ちなみに、私は英語で受験しました。ITIL Foundation/CCNA/CCIEなど、私は日本語でITの試験を受けた事がありません。どうせCCIEやCISSPやVCIX-NVなどの上位資格は英語しか無いので、その手の資格を将来受ける準備だと思って英語で受験する事をお勧めします。
話を戻しますね。
上記の「導入実践ガイド」を読み込むのに私は8時間程かかりました。毎日通勤時間のなかでKindleを使いながら勉強していました。(家に帰っての勉強はほとんどしなかった)
VMwareのHOL(Hands on Lab)をやる
Horizonを無料で試せるVMwareの環境を試します。
VCP-NVやVCIX-NVの勉強方法でも紹介したヤツですね。
実務から遠ざかっている方はこちらを試して、実務の感覚を取り戻します。すると、「こういう設定があったな」とか「この設定を有効にする為の条件はこれとこれだったな」とか思い出せますから。
これで約1時間。
まとめ
- 試験の範囲の確認(1時間)
- 書籍での勉強(8時間)
- Hands on Labでラップアップ(1時間)
合計で10時間程度ですね。
実務経験がそれなりにある方だったら上記の3つを着実にこなす事で合格出来るはずです。
繰り返しますが、VCP-DTMは実務経験があるかないかで難易度がかなり変わる試験だと感じました。まぁ実務経験が無い方はこの試験を受けようとは思わないはずですが・・・
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