Sudio社の完全ワイヤレスイヤホン「NIVÅ」のレビュー依頼・製品のご提供を頂いたので、使用感を含めた感想をレビューします。
何といっても「再生遅延が少ない」事に驚きました。スマホの動画再生にも使える完全ワイヤレスイヤホンは当製品が初めてです。
Sudio社の「NIVÅ」について
NIVÅは「完全ワイヤレス」のイヤホンです。右と左の間のケーブルもなく、補聴器みたいに耳に付けて使用します。
完全ワイヤレスの製品は複数使用したことがありますが、この「ケーブルが一切ない」ってのは、本当に革命的です。
これまでケーブルで感じていた煩わしさが一切ない。カバンとケーブルがぶつかることがない。ドアノブに引っかかることもない。このストレスフリーの感覚は、実際に使ってみないと理解できない感覚かもしれません。
自分の知らない間にケーブルを意識していたことがわかります。
さて、今回のSudioはスウェーデンの会社のブランドで、モダンなデザインのイヤホン・ヘッドフォンを発売しています。これまでも当ブログで何度か取り上げさせていただきました。
今回の「NIVÅ」はSudio初の完全ワイヤレスイヤホンです。到着前からワクワクして待っていました。
(毎度のことですが、ご依頼を頂いた際に「良くも悪くも正直にレビューします」とお伝えしております。)
外観の紹介
同梱物の紹介
まずは同梱物の紹介。
オシャレなプレゼント用の紙袋もセットで頂きました。
パッケージはシンプル。Sudioのイヤホン・ヘッドフォンはデザインが素晴らしい。ゴツゴツしておらず、プレゼントとしても喜ばれそうなパッケージです。
今回はホワイトを選択させて頂きました。ボタン部分がシャンパンピンクで落ち着いた色合いです。
箱は横からずらして開封。イヤホンケースが登場。
完全ワイヤレスイヤホンの特徴として「ケースが充電器の代わり」というのは、一種のお約束になってます。NIVÅも同様で、イヤホンケースが充電器になります。
つまり、完全ワイヤレスイヤホンは付属のケースを持ち歩くことになります。なのでケースのデザインっていうのはイヤホンを選択する上でかなり重要になってきます。
(普通のイヤホンだとケースがダサくて捨ててしまうこともあると思いますが、ワイヤレスイヤホンはそうもいかない)
その意味でNIVÅのケースはシンプルで落ち着いた雰囲気。
オフィスに置いておいても違和感がなく、取り回しがしやすい。
本体を取り出すと、充電用のMicroUSBケーブルと予備(サイズの違う)イヤホンチップが登場。
同梱物を並べてみました。
- ケースと本体
- 取扱説明書
- イヤホンチップ
- 充電ケーブル
MicroUSB充電ケーブルは家に山程あるので使う機会はないかもしれません。
こちらが付属のイヤホンチップ。本体にも初回から取り付けられており、全部で3種類のサイズが用意されています。私の耳には当初から付属していたイヤホンチップが一番しっくりきました。
こちらがMicroUSBケーブル。イヤホンと同じホワイトです。
本体とケースの紹介
次にいよいよ本体・ケースの紹介です。
ケースを取り出してみました。
表面はサラサラの加工がされており「NIVÅ」の名前が主張しないでプリントされています。アジアメーカーのイヤホンケースは製品名が主張しているケースが多いのですが、こっちの方が洗練されてる感じがしますね。
ただ、ケースは他のワイヤレスイヤホンと比べると若干大きいのも事実。右は、私が以前紹介したAIKAQIのワイヤレスイヤホンのケースです。
ケースにはレザーのフックが付いています。オシャレではあるのですが、私はカバンに入れて使う予定なので必要ではない。
ケースを開けてみました。
めちゃめちゃ美しいです。
不要な部分を削ぎ落とした形って感じです。
やっぱりイヤホンはデザインも大事な要素だと感じました。最近は「スマホ」と「イヤホン」って外出に持っていくアイテムの定番なわけで、スマホ同様にデザインが良いほど物欲が満たされます。
拡大しました。ボタンがピンクなのですが、ドギツいピンク色ではなく「MacBookのピンク」に近い。iPhoneのピンクよりも薄い感じ。
耳に入れる部分です。後述しますが耳に引っ掛ける凹凸がないです。にもかかわらず耳から落ちない。
私は既に2週間以上使用していますが、一度も急に落ちたことがありません。
ジムでの筋トレ中にも使用していますが、腹筋運動など頭を頻繁に動かす動作でも落ちません。
左右が確認できる「L・R」もプリントされています。充電用の端子が見えます。
ケースの後ろにはMicroUSBの充電口が。一度ケースを充電すれば、イヤホンを3〜4回ケースを使って充電できるそうです。
2週間使ってみましたが、確かに4回ほどフル充電ができました。私は通勤時に使用していますが、1週間はケースの充電無しで使用できています。(会社まで約1時間の通勤)
ケースを充電すると、全面のインジゲーターが青色に光ります。
この辺も北欧のデザインっぽくてキレイですね。
重量の確認。
わずか5gです!
これだけ軽いので、耳から外れないのだと思います。
実際に耳に装着してみました。圧迫感もほとんどなく、完全ケーブルレスです。
初期設定
他のBluetoothイヤホンと同様に、初回はスマホとペアリングします。
とは言っても決して難しい操作はいりません。
両方のイヤホンの電源を長押しで起動して、iPhone側のペアリングを行うだけです。
Bluetooth設定で「Sudio NIVÅ」が表示されるので、タップします。
すると「接続済み」状態になります。これだけ。
音質について
実際に音楽を聞いてみました。
私は音響マニアでもない、普通の一般人です。なので高音質のiPhoneアプリも使用しませんし、普通にAmazonプライムミュージックで満足している普通の人間です。
そんな一般人の私にとっては、モバイルデバイスで音楽を楽しむ必要十分の高音質だと感じました。
AIKAQIの完全ワイヤレスイヤホンと比較すると、素人の私でも十分違いがわかります。NIVÅの方がボーカルの声がクリアに聞こえます。これは他の海外ブログでも紹介されている通りでした。
耳からイヤホンが外れることもなく、安定した音質を楽しむことができました。
イヤホンの充電について
上記で説明したとおり、イヤホンの充電はケースに入れて行います。逆に言うとケースを紛失しまったらイヤホンが充電できなくなります。これは市場の殆どのワイヤレスイヤホンで同じ事が言えますね。
充電している間は、イヤホンに赤色のランプが点灯します。
右のイヤホンだけが赤色に点灯している事に気づいたかもしれませんが、これは右のイヤホンだけ「通話のマイク」として使用していたからです。
これは「片方のイヤホンのバッテリーが消費しても正常に充電できるか?」を試したかったので敢えてテストしてみたのですが、問題なく充電できました。
(ちなみにイヤホンで通話する場合は右のイヤホンだけしか音声が出力されません。これは他のワイヤレスイヤホンでも同様ですね)
ケースを閉じてもうっすらと充電ランプが見えてキレイ。
個人的に嬉しかったこと
次に、私がNIVÅを2週間使ってみて「ここが良かった!」と感じた点を紹介します。
音楽の遅延が非常に少ない
これが一番嬉しかったことです!!
完全ワイヤレスイヤホンの最大の弱点は「遅延が発生する」ことだと思います。
普通のミュージックプレイヤーでの音楽再生だと全く気になりませんが、Netflixなどで動画を再生している場合は遅延は致命的に気になります。口パク状態になるので。
私はこれまで様々なワイヤレスイヤホンを試してきました。友人のBOSEやSONYも試してきました。
いずれも「動画を再生した際の音声の遅延が気にならない製品はなかった」というのが正直なところです。
AIKAQIは・・・恐ろしいほど遅延があります。腹話術みたいになります。
NIVÅは、私がこれまで試した完全ワイヤレスイヤホンの中で「一番遅延が少ない」と感じました。
正直「完全に遅延がない」とは言えません。若干の遅延はあります。
しかし、通勤でNetflixで動画視聴をする上でストレスを感じないレベルです。
(私の使用環境はiPhoneSEでのNetflixアプリでの動画再生がメイン)
これだけでもNIVÅを購入する価値があると思います。
通話のマイクが普通に使えた
この手のワイヤレスイヤホン、通話用のマイクが付いてることが多いのですが、、、殆どの製品は「おまけ程度」でして、実際はノイズが多くて使えないってケースも多い。
NIVÅは問題なく使えました。
2時間ほど連続で電話会議しても問題なし。これは想像以上でした。
仕事での英語の電話会議で、海外の方に「ヘッドセット変えたんだけど、ちゃんと聞こえる?」と聞いたところ「いつもどおりクリアに聞こえる」との感想。
ちなみに1回の充電で、およそ3.5時間使えます。私の通勤時間と照らし合わせても大体合ってると思います。
本体のボタンが物理ボタン
AIKAQIのイヤホンは「タッチパネル式」です。つまり「押した感覚がなく、タップするだけで操作できる」。
これ、メリットもあるのですが、デメリットも多い。
例えば「誤動作の誘発」が多い。一時的にイヤホンを外して手に持っているとき、つい指があたって想定外の操作をしてしまうことがあります。
一方、NIVÅは物理ボタンなので、しっかり押し込んでる感覚があります。軽く指で触れる程度だと誤動作はしません。
コンビニで買い物をするときとか、普通にイヤホンを外して手に持ってても誤動作の恐れがなくて安心感があります。
ワイヤレスイヤホンの操作ボタンは物理ボタンのほうが絶対に良いと思います。
ちなみに本体のボタンでの操作は殆どできません。再生・一時停止・次の曲への移動くらいです。
でも考えてみたらワイヤレスイヤホンを指で押して操作するシーンなんて殆どありません。スマホから操作することがほとんどです。だからこそのワイヤレスイヤホンだと思うので。
ケースにイヤホンを入れると、自動的にスマホと切断される
通常のワイヤレスイヤホンは使用後に「明示的に電源ボタンを押してOFFにする」という操作が必要になります。
しかし、NIVÅの場合は「ケースに入れると自動的に電源がOFFに」なります。
これ、地味に便利です。完全ワイヤレスイヤホンの場合、ケースに入れる時は「電源をOFFにしたい時」なので理にかなっていますね。
ちなみにAIKAQIの場合はケースに入れても明示的に電源をOFFにしないといけません。毎回使用後に行う操作なので若干面倒です。
まとめ
完全ワイヤレスのイヤホン自体は去年くらいから市場が活発化しているので、決して目新しいものではありません。
SonyやBoseなど、主要ヘッドフォン・イヤホンメーカーも販売しており、町中でも使用している人を目にすることが多くなってきました。
今回紹介したNIVÅは「デザイン性」と「ワイヤレスイヤホンにも関わらず遅延が少ない」のが他の製品と比べて特に優位性があると感じました。
Sudio社からの特別オファー
前回のヘッドフォンと同様、今回も試供品を提供頂くと同時に、このブログ専用のクーポンコードを発行して頂きました。
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(毎度のことですが、上記から購入しても私に何らかのインセンティブがある訳ではないので、ご安心ください。)
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