Certified Kubernetes Administrator (CKA)を受験した

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2019年6月に、Kubernetesの資格「CKA」を受験してきましたので感想・体験記を紹介します。

試験対策については別の記事で詳しく執筆する予定なので、今回は主に受験の感想を。

Certified Kubernetes Administrator (CKA)とは?

Cloud Native Computing Foundationが主催する試験です。

主に「Kubernetesの管理」に関連する問題が多い。

この辺の情報は、別途記事で細かく紹介予定。

先に言っときます

CKAは、自分の想像以上に難しかったです!

ネットで受験したほとんどの方の感想が「意外と簡単だった」なのですが、私には難しかった。しかも最後の10秒くらいまで問題を解いていて、本当にヒヤヒヤする試験でした。

有名所の資格の難易度と比較すると

  • CCIE R&S
  • CISSP
  • CKA
  • VCIX-NV
  • AWS Solutions Architect Associate

ってくらいの難易度に感じました。精神的に疲れました。

受験を検討されている方は、それなりの準備期間を設けることを強くおすすめします。

受験の動機

  • 技術系の記事を書けてなかったので、ネタ提供も兼ねて
  • Kubernetesに絡む仕事が増えたので、知識の底上げをしたかった

受験までの流れ

受験料の支払い(オトク情報)

以下のサイトの「Register for exam」からCKAの受験料を支払うことができます。

私は5月後半に受験料の支払いをしたのですが、その時はキャンペーン中で、通常$300の受験料が$100引きの$200でした。

定期的にキャンペーンをやってるので、受験を検討している方は、ちょくちょくサイトを確認したほうが良いかと思います。

というのも、ここでの支払いでは「受験をする権利」を購入しています。そして、実際の受験のスケジュール(受験日決定)は、購入から1年の猶予があります(2019年6月9日現在の情報)

以下、CKA Handbookより抜粋。

Unless otherwise specified, eligibility to schedule and take an exam expires 12 months from the date of the order.

つまり、キャンペーン中に購入して、じっくり勉強して、12ヶ月以内に受験することも可能ということ。

私は実際に$200ドルで購入して、その後に勉強期間を設けて、受験日を決定しました。

勉強期間にやったこと

この辺は別の記事にて詳細に紹介予定ですが、ざっくりまとめると。

  1. 試験範囲を確認
  2. 「Kubernetes完全ガイド」を熟読
  3. Udemyの「Certified Kubernetes Administrator (CKA) with Practice Tests」を視聴・模擬テストを試す
  4. Kubernetes Hard Wayを試す

この中でも特に「Certified Kubernetes Administrator (CKA) with Practice Tests」はオススメ。タイミングが良ければ「Kubernetes完全ガイド」の半額以下で購入可能。

詳細は別途記事にします。

試験のスケジュール

MyPortalからスケジュールします。

運が良ければ翌日の日程からスケジュールできるようです。

ちなみに、以下の画面でOKを押すと、スケジュールが完了します。わかりずらい・・・

cka1

試験当日

持ち物

他の方を参考に、以下を準備しました。

  • パソコン(MacBook Air)
  • パスポート

試験官から見られるカメラはMacBook Air備え付けのもの。個人証明書は「英語記載の名前がわかるもの」なので、パスポートを準備。

何もない部屋が必要なので、レンタルオフィスを使用しました。

試験官(プロクター)とのやりとり

試験開始予定時間の15分前から試験開始できるとの記載があったのですが・・・

MyPortalの画面から「Start Exam」が出ると思っていたのですが・・・出てこず。

cka3

結局、事前に届いていたメールのリンクをクリックし

cka4

「Launch Exam」から開始できました。

試験官とは音声による会話はなし、ブラウザ上のチャット機能でやり取りしました。

  • パスポートの確認
  • 画面共有の確認
  • 部屋に不要なものがないかの確認

柄のついた紙コップもダメでして、かなり厳しい印象。

全ての確認が終わったあとに試験開始。

実際の試験について

試験の詳細についてはNDAがあるので紹介できませんが、HandBookに記載されているとおりでした。

確か24問で、全てハンズオン。つまり、実環境にログインして、問題を解いていくスタイル。

各問に点数配分の記載があったので、時間管理は必須です。

 

試験時間は3時間なので、試験前は「時間的に余裕そうだな」と思っていました。

この考え、めちゃめちゃ甘かったです!

まず、Webのコンソールの使い勝手が非常に悪い。ターミナルを1つしか開けません。tmuxも使えるのですが、変な挙動でターミナルが消えるのを恐れて、私は1ターミナルで頑張りました。

キーのレスポンスも良いほうじゃない。更に、コピペがたまに失敗する。

メモ画面も出せるのですが、1つしか出せない。出してる間はターミナルを使いづらい。

なので、以下の準備は必須だと感じました。

  • alias (k=’kubectl’)とか
  • runでdeploy/pod/jobの作成
  • runの–dry-runでyamlのテンプレート作成

24問ってことで高をくくってると本当に時間が一瞬で過ぎてしまいます。

 

残り10分のとき、私の自己採点は「ギリギリ落ちる」でした。で、解けそうな問題を探していて、最後に閃いたのが5分前。

残り1分でyamlをapplyするとエラー・・・

原因はすぐにわかったので、yamlを直してapply成功が、終了の10秒前くらいでした。。

試験結果・感想

3時間の試験はあっという間だったのですが、体力を奪われすぎてグッタリ状態に。

しかも、渡しの場合は合格に絶対の自信が持てない状態で終わったので、精神的にもキツかったです。

この試験は、受験直後に結果が判明するシステムではありません。36時間以内にメールで結果が返ってくる。

私の自己採点では「本当にギリギリ。もし1つ想定外のミスがあったらマズイ」と認識していたので、本当に36時間ビクビクでした。

(しかも、一つの問題はクリアしたのですが、冷静に考えたら「再起動しても解決してること」って条件にマッチしてるか疑問な問題があったりして)

 

さて、テスト結果は30時間ちょうどに送られてきました。

Congratulations!  You achieved a passing score on the CKA Exam that you took on 2019-06-XX!

You scored 84% for this Exam. A score of at least 74% was required to pass.

 

・・・おお!合格した!

84%です。思ったよりも安全圏でした。自己採点では絶対に得られない点数なのですが・・・謎です。

(歯が立たない問題合わせると、どう考えても80%を切ってたのですが・・・)

 

という訳で、無事に一発合格できました。3時間の試験は精神的にキツかったので、再受験しないで良いことにホッとしています。

 

次回は具体的な勉強方法について紹介予定です。

2019年9月16日追記:

勉強方法を公開しました。

CKA合格後に考えた、CKAの効率的な勉強方法!!
先日、CKA(Certified Kubernetes Administrator)に合格したことを報告しました。 今回は、CKA合格後に感じた「効果的・効率的な勉強方法」について紹介します。 この方法を採用した場合、学習時間の...

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