250円のソロループは、まだ届いていません・・・
さて、本日はApple Watchの保証サービスについてです。
先日購入したApple Watch Series 6用に、Appleの追加保証「Appleケアプラス」を適用しました。当然追加料金が発生しました。
今回は「なぜAppleケアプラスに加入したか」について紹介します。
元々は加入するつもりがなかったんですけどね!
Appleケアプラスについて
この記事を読みに来ている人なら既にご存知だと思いますが・・・
Appleケアプラスとは、Apple製品の延長保証みたいなものです。
まず大前提として、殆どのApple製品は「1年の保証」が購入直後についてきています。これは無条件でついてきているものです。普通のIT製品と同様ですね。
それに追加料金を支払って得られる保証サービスが「Appleケアプラス」です。この保証サービスに加入することによって、ざっくり以下のサービスが得られます。
- 保証が購入日から2年に延長される
- 過失や事故などでの破損による修理料金が安くなる
- Apple専任スペシャリストによるダイレクトサービス
- バッテリーの交換ハードルが低くなる
こんな感じでいたれりつくせりって感じですが、実は注意点もいくつかあります。
(以降はAppleケアプラスを「ケアプラス」と記載します)
Appleケアプラスが有効な期間について
わざわざ上で「購入日」と「に」にアンダーラインを引いたのには理由があります。
まず、ケアプラスの開始日について。
ケアプラスは「購入当日」に加入する方法と「30日以内に電話や店舗で」加入する方法の2種類があります。そうすると
じゃあ、購入して29日目くらいに加入したら、実質保証が1ヶ月伸びてオトクじゃね?
みたいな技は使えません。29日目に加入しても、保証は「購入日」からです。
保証期間は3年じゃなくて「2年」
これも勘違いしがちなのですが・・・
そもそも初年度は通常の保証が適用されているわけで、このサービスに入ったら「追加で1年」の保証が適用されます。
初年度のサービスレベルが上がるってメリットはありますが、実質「追加の1年」にお金を払ってる感覚です。
Appleケアプラス、めっちゃ高い!
追加保証なので、無料ではありません。
Apple Watch Series 6の場合の料金は(モデルによっても違うのですが、私が購入した一番安いアルミモデルは)
8,580円(税込み)
です。
ほぼ1万円・・・
サービスに対する価値観は人それぞれですが、私は「ただの保証サービス」に「8,000円以上」は「非常に高い」と感じました。
Appleケアプラス、本当に必要か?
私は数日間悩みました。
実際に破損した際のリスク計算もしてみました。
実は、Appleケアプラスってリスクヘッジの観点でも、さほど有効じゃないと思うのです。
加入していなくて壊した場合
Appleケアプラスに加入していないタイミングでApple Watchの画面を割ってしまい、修理してもらうケースの総額を考えてみます。
- 事前に支払った料金:0円
- 修理に支払う可能性のある料金:約30,000円
- 対象期間:基本無制限(保証期間関係ないから)
修理代金はApple公式の「Apple Watch Series 6標準GPSモデル」をベースに概算を出しています。
加入している場合
次に、Appleケアプラスに加入している場合を考えてみます。
- 事前に支払う料金:9,000円くらい
- 修理に支払う料金:10,000円くらい
- 対象期間:2年間
どうでしょう?言いたいことがわかってきたと思います。
得をするシナリオは限られている
上記を見直すと、Appleケアプラスに加入して「得をする」シナリオは、以下くらいだってことがわかります。
- 2年以内に1回以上破損させてしまった。
ただ、ケアプラスには「1年の間で2回までしか修理優遇を受けられない」という制約もあるので、上記の条件が更に厳しくなります。
逆に、損をするケースのほうが多いのでは?
まず、2年以内に修理に出す事象に遭遇しなければ、初回に支払った9,000円は完全に損失です。
じゃあ、2年以内に少し傷が付いたとしましょう。
ケアプラスに加入していない場合、「(パターン1)少しの傷だから修理に出さないでいいか」と「(パターン2)やっぱりキレイなAppleWatchの方が気持ちいいから、修理に出す」って2通りの選択肢があります。後者は3万円の支出ですが、前者の判断をした場合は支出0円です。
ケアプラスに加入している場合、パターン1でも既に9,000円の支出が発生しています。パターン2だと「ケアプラスなしよりは得」ですが「結局10,000円の追加支出」が発生します。
また、ケアプラスに加入している場合、「せっかく保証サービス入ってるんだから・・・」みたいな意思が働いて、それほど気にならないダメージでも修理に出してしまいそうです。そうすると、「通常だと修理に出さない=ゼロ支出」のところが「保証に出す=(初回9,000円+修理時10,000円)19,000円支出」になるケースが。。。
逆に損している気分です。
いや、他にもバッテリーサービスとか専任アシスタントとか色々あるのは知ってます。でもバッテリーはいきなり劣化したら色んな方面から批判が出るでしょうし、専任アシスタントはグーグル先生でほぼ解決します。やはり「事故や過失による修理」がケアプラスの保証だと思っていて、そのメリットが金銭的に少ないってのがポイントだと思うんです。
じゃあ、なぜ私は加入したのか?
この記事を書く直前の言い訳は以下でした。
精神安定剤みたいなモノ。肌見放さず毎日使い続けるものだから、傷が付いた時のことを気にせずに、使い倒すため。
だったのですが、、、冷静に上の記事を書いていくうちに、、、
あれ?やっぱりケアプラス加入しなくても良かったんじゃ??
って気分になってきました。
ケアプラス加入しなくても良かったんじゃ!?
誰か、ケアプラスのメリットを教えて下さい!
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