車のシガーソケットからのUSB充電を可能とする製品「Anker Powerdrive 2」を購入したのでレビューします。
高速充電が行われているかについてもワットチェッカーで確認しました。
Powerdrive 2購入の動機
私は家族で旅行する時や大きい荷物になる物を買いに行く用にクルマを持っています。
日産のマーチ(かなり古い)です。
この車には購入当時からSONYの着脱式ナビを付けていたのですが、最近地図の更新が出来なくなったので、遠出をするときはいささか不安でした。
で、先日、ついにナビ自体お亡くなりになってしまいました。電源が付かない。
多分一昔だと焦ってナビを買いに行っていたと思います。紙ベースの地図(Super Mappleとか)は車にないので、遠出するときはナビが必須だったので。
でも、最近は本当に便利な世の中になったものです。スマホがあれば何でもできます。
私のiPhoneも無料ナビアプリがインストールされていて、キャリア回線が繋がるところだったら全く問題なくナビ機能が働きます。
iPhoneにはGPS機能も搭載されていますから非常に正確な座標を反映してくれます(iPod Touchは、残念ながらGPSがないのですが、Wi-Fiの測定である程度自分がいるところを表示してくれます)。
なので、専用のナビの購入は見送りました。で、ナビを使いたいときはiPhoneのナビアプリを使用する事にしました。
実際に軽井沢へ旅行に行った時にiPhoneのナビ(当時は妻のiPhone5s)を使ってみたんです。性能自体は申し分なかったのですが、一つ重大な問題を見落としていました。
それは、iPhoneのバッテリーです。ナビアプリは随時キャリア回線と通信するのと、ディスプレイに地図を描画するので、非常にバッテリーを消耗する事がわかりました。
軽井沢へ旅行していたときは、あと数分でバッテリーが切れるところで目的地に着いたので胸を撫で下ろしました。これが慣れていない首都高のど真ん中だったら・・と考えるとゾッとします。
こんなことがあったので、次に旅行に行く前には何らかのiPhoneを充電出来る機械を搭載しておこうと思っていました。
その時、私が買おうと思っていたのは以下のいずれかです。
- ソーラーパネル&モバイルバッテリー。通常はソーラーパネルで充電しておいて、必要な時にバッテリーを使う
- シガーソケットから電力を供給出来るUSBアダプター
1.の方が自分の詳しくないソーラーパネルを買ったり試せたりできるので、興味と言う意味だとやってみたかったのですが、やっぱりバッテリーが直にへたったりしないか心配だったので、シガーソケットから電力を供給するUSBアダプターを購入する事にしました。
Powerdrive 2に決めた理由
今回数あるUSBカーチャージャーの中で、Powerdrive2を購入した決め手は、以下の必要事項を満たしている事です。
- コンパクト。車のシガーソケットに負担を与えたくないので。
- 妻と自分のiPhoneを同時に充電したいので、USBの口が2つある。
- 急速充電に対応。
- 値段がそれ程高くない。
- ネット上での評価が高い。
特に5は重要だと感じました。電流を流す機械なので、機器の品質が不安定だったら、最悪自動車が壊れる自体にもなりかねません。そんな事になったら本末転倒です。
今回購入を決めたPowerdrive2はAmazonでも非常に高評価でした。しかも、利用しているユーザーもかなりいることが確認出来ました。
Powerdrive 2の外観紹介
いつも通りAmazonでポチリ。
届いたのは、Amazonの中程度の大きさの箱です。
中を開けてみました、非常にコンパクトなパッケージで構成されています。参考までにAnker Powerport10の箱と比べてみました。Powerport10は私が最も推奨しているUSBのACアダプターです。半年程度使っていますが一切問題が出ていません。
右がPowerport10、左が今回購入したPowerdrive2です。
開けてみました。本体は思ったよりもコンパクトです。
USBコネクタを挿入する面を撮影してみました。上に小さなLEDライトがあるのがわかります?通電しているとこのLEDが青く光ります。後ほど説明しますが、このLEDライトがカーチャージャーでは何気に大事だと感じました。
側面の写真が、これです。合計24W/4.8Aの出力が可能です。これは、iPad Proなどの大容量の電力を要するデバイスでも余裕で2台同時に充電可能な値となります。
以上が外観の紹介です。次に実際に使ってみたレポをしてみますね。
実際に使ってみた
今回Powerdrive2を試してみた車は、上記で紹介した日産のマーチです。
マーチは全面にシガーソケットがあります。12V/120Wまで対応出来るので、今回のUSBカーチャージャーでも問題ないですね。
今回充電テストで車に持参したのは、iPadMini2とiPad Proです。どちらも2Aの充電を対応しています。
エンジンをかけて、Powerdrive2をシガーソケットに挿入してみました。上記で説明したLEDが青色に点灯しています。個人的にはこのLEDライトが非常に便利だと思っています。車はバッテリーが切れると動かなくなります。なので、例えばエンジンを切っているのにLEDライトが点灯していると、バッテリーがあがってしまう可能性が出てくるので要注意です。なので、通電しているかを確認出来るのは非常に便利だなと。
今回は急速充電がされるかも確認したかったので、USBケーブル(Lightningケーブル)の間にワットチェッカーの「RT-USBVA3」をかましました。ワットチェッカーは安いのに様々な電子機器のデータが見える化できるので、一家に一台あったら便利ですよ。
では、早速iPadMini2にライトニングケーブルを差してみます。ワットチェッカーの値はどのように変化したのでしょうか。
お!2A程度の電流が流れていますね!しっかり急速充電されているようです。とりあえず、少なくとも1台の充電だと急速充電出来る事が確認出来てホッとしました(クルマとデバイスとの相性とかが出ないか少し心配だったので)。
次に、iPad ProをPowerdrive2の下のUSBに繋いでみました。iPadMini2と繋がっているワットチェッカーに変化がない事を期待するのですが・・・
はい。無事、変化なしです。これで2台同時に充電出来る事が確認出来ました。
ここで、一つ気になる事を思い立ちました。上のポートは2A出しているが、下のポート(iPadProを繋げたポート)もしっかり2A出ているのでしょうか?
これを確認したかったのですが、私はワットチェッカーを一つしかないので、どうやって確認しようか悩みました。結果、ワットチェッカーを下のポートに付け替える事で確認する事にしました。上は2A出ているのが保証されたので。
こんな感じで付け替えました。外の光が眩しい午前11時です。温かそうに見えるけど、実際は寒かった。
で、気になる結果は・・・
お!素晴らしい!しっかり下も2A出ています。
これで上も下も同時に急速充電が出来る事が確認出来ました。
以上で電力確認のレポートは終了です。実際は何時間か充電のテストをしてみましたが、クルマに異常が発生したり、極端な加熱が発生する事はありませんでした。
まとめ:低価格でこれだけ高性能なら大満足!
Powerport10のレビュー時にも書きましたが、こういう充電機器って安定性と性能が一番重要だと思います。
特に性能は、外見だけだとわかりません。急速充電しているかはワットチェッカーで実際に計らないと、タイミング・ケースによっては期待値が出るけど、特定のケースだと性能が下がる事も考えられます。
今回の実機を利用したテストで、2つのポートを同時に利用しても急速充電が出来る事が確認出来ました。また、私の環境では非常に安定している事も確認出来ました。
自分の期待していた要件を全て満たしてくれたので、非常に満足です。値段も、今後クルマの中でバッテリー切れを気にする必要がなくなった事を思うと本当にリーズナブルだと思います。
クルマでUSB充電対応のデバイスを利用する機会がある方には非常におすすめ出来る製品です!
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