本日の17時頃からTwitter上で「ついにrtx3060のイーサマイニングのリミットが突破された」という噂が流れ始めました。
前回紹介したとおり私は「たまたま」rtx3060を保有しているので、実際に色々検証してみました。
はじめに
お決まりですが、この手の検証は完全に自己責任で行ってください。検証結果を保証するものではありませんので、ご理解いただいてから読み進んでください。
検証したrtx3060
たまたま2枚あったので試してみました。
1枚目はこちら
2枚目はこちら
GeForce RTX 3060 StormX OC 12GB
前提となる設定
海外ブログ&某掲示板の情報を元に、NvidiaのDevドライバーを導入。
vBIOSは一切変更しておりません。
さぁ、検証だ
様々な設定の組み合わせを実施してみました。結論から言うと、海外ブログ&某掲示板の情報の通りで、最低限以下の組み合わせが必要なようです。
- 例のDevドライバーインストール
- x16スロットへの接続
- ディスプレイが接続されていると認識させる
少し細かな検証は以下を参照してください。
x1のライザーケーブル
まずはx1のライザーケーブルを使用
x1のスロット使用
ダメでした
x16のスロット使用
x1のライザーケーブルをx16スロットに刺したということです。
ダメでした
x16のスロット刺し
これだけだとダメでした
x16のスロット刺し&HDMIエミュレータ使用
ディスプレイを直接接続するのが面倒だったので、以下を使用。
これで私のケースでは動作しました。
x16のライザーケーブルだと?
ここで疑問が出てきました。どうやらx1のライザーケーブルがダメなのは事実のようです。
では、x16のライザーケーブルはどうか?
これを使ってみました。
動作しました。
まぁこれは想定の範囲内です。ライザーケーブルであろうがx16の信号をすべて伝送しているので、GPU及びOSからするとスロットに直接刺さっているのと変わりがないので。
なので、直接刺すことで他のx1スロットが覆われる場合は、x16のライザーケーブルを使用するのも手かもしれませんね。
2枚のrtx3060を同時に使用したらどうなるの?
更に疑問が出てきました。
2枚のrtx3060を同時に刺したらどうなるのか?
以下を試してみました。
- 1つめ:x16スロットのライザーケーブル使用
- 2つめ:もう一つのx16スロットを使用
結論から言うと「1つめ」だけがリミット解除状態で動作しました。
ちなみに1つめも2つめもHDMIエミュレータは接続した状態です。つまり、HDMIエミュレータは2つ使用しています。それでも2つめのカードはリミットがかかったままでした。
プライマリGPUでないとリミット解除できない?
プライマリGPUじゃないスロットにだけrtx3060を残して動作を確認してみました。
当然ながらHDMIエミュレータは接続した状態です。
ダメでした。
検証した結果
まだまだ不確定要素は多そうですが、上記の通り検証した時点では以下の組み合わせが必要なようです。
- 例のDevドライバの適用(必然的にWindows)
- vBIOSの変更は必要なさそう
- x16スロットへの挿入
- x16スロットへの挿入はライザーケーブルでも問題ない(x16ライザー)
- 複数GPUを搭載しても動作はするが、どうやらプライマリGPUのみリミット解除ができそう
- 該当のrtx3060はディスプレイに出力していると認識させる必要がありそう
- 上記の条件を満たすためにHDMIエミュレータが使えた
- 別に該当のrtx3060以外はディスプレイ出力は必須ではない
個人的には「5.」が痛いかなと感じました。「5.」が条件から除外されたら、x16スロット&x16ライザーで複数のrtx3060がリミットなしで使用可能ということになるため。
「4.」がある限りは今回の回避策の使用にも限界がありますね。
コメント
winのみですか!
ワクワクしながら記事を読ませていただいたのですが。
残念~ 色々期待を込めて3060持ってるんですけどまだダメなんですね。
はい、私が把握しているのはまだWinのみですね。
Linuxでもファンを0%にさせるGlitchを起こしてってやり方もあるのですが、自動で行う手段がまだなさそうです。安定しないです。
現時点では恐らくlolminerかminizの40MH/sくらいが最高値ではないでしょうか。