Mac好きの私が新MacBookを購入しない理由 8つ

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この記事では、今年の春に発表された新MacBook Retinaの購入に踏み切れない理由を紹介します。

メインパソコンを買い替えたいんですけどね・・・

前回の記事で、私のメインマシンであるMac Book Air mid 2013の調子が悪い事を話しました。

MacBookAir2013をEl Capitanに上げようかな・・・
最近、自分のメインマシンであるMac Book Air(Mid 2013)でネットワークが繋がらない症状が多発していて真面目に悩んでいます。 それを踏まえて、OSをMarvericksからEl Capitanに上げようか真面目に検討中...

上記記事では、OSをバージョンアップする事で解決するかを考えていましたが、やはり新しいパソコンも欲しいと思い始めています。今のMBAは購入から2年以上たっていますし。

MacだとWindowsも仮想化で利用出来て便利なので、次回のマシンもMacを想定しています。

今年の春に新MacBook Retina発表の噂が出てた時は、真剣に買い替えを検討していました。でも、発表後のスペックを見て、ちょっと購入者のレビューが出てくるまで見送ろうと思い始めました。

発売から半年以上経過したことで、ネットのブログなどで購入者の様々な感想や意見が見られるようになってきました。

で、それらを見れば見るほど、やはり新MacBookの購入意欲が下がってきました。。

一つ断っておきますと、Retinaの画面は素晴らしいと思いますし、端末の重量(軽さ)等、魅力的なところは沢山あると思います。

でも、それらのメリットを踏まえても、やはり現時点では買い替えるのにはリスクが多すぎると判断しました。

その理由をいくつか紹介します。

CPUの性能が低い

こう書いてしまうと色んな所から批判が来るかもしれません。

また、CPU自体1.1GHzと1.3GHzだとそれなりに差異があります。

しかし、ネットのベンチマークを見た限り、私が現在使用しているMac Book Air mid 2013とそうそう違いがありませんし、作業内容によっては性能が落ちてしまうようです。

Mac Book Airと同等の性能なのであれば、性能以外(Retina)のメリットがあるんだから、買い替え対象になるのでは?という意見があるかもしれません。

パソコンを買い替えるという事は、その買い替えたマシンを数年間使っていくということです。例えば、3年間利用する事を想定するのであれば、現時点で「使える」性能ではダメです。3年後も「何とか使える」レベルの性能を選ばないと、利用している間にストレスが溜まっていくでしょう。

なので、現在利用しているマシンと同等の性能のマシンを買い替えの候補にすること自体がナンセンスだと思っています。

実際にどれだけの性能のパソコンが必要かについては、本当に人それぞれだと思いますが、私の場合は少なくとも以下が快適に使えないと話になりません。

  • GNS3でCCIEの勉強
  • iMovieで動画編集
  • HD動画視聴(Hulu/Amazonプライムビデオ)

特に初めのGNS3については、かなり特殊な要件だと思うのですが、私にとっては最も大事で切実な話です。

今後CCIE SPの勉強をするとなったら、間違いなく必須事項になるので。新MacBookに買い替えて、少しでも仮想ルータの速度が遅くなったり、動作が不安定になったら自分が絶対に公開するのが目に見えてます。

外部接続端子が1つしかない

個人的にはそんなに問題にはならなそうですが、場合によっては不便でしょうね。

特に、この外部端子(USB-C)は充電も行う端子なので、充電中には外部デバイスなどからデータのIOが出来ない事になります。もちろん、USB-C対応のハブなどをかませれば可能でしょうけど、MacBookはモバイルとして使うのが主な用途として想定されているはずですので、持ち運びの度にハブを持っていくとそもそも端末が小さいメリットが失われてしまいます。

ただ、上に書いた通り、私個人としてはそれ程気にしていません。新MacBookは一度フル充電すると、通常の利用でも一日はバッテリーがもつようです。それであれば、夜に充電して朝フル充電状態で外に持っていく運用が可能です。であれば、通常利用しているときには必ずポートが空くことになるので。

また、最近はクラウドデバイスもかなり広まってきているので、それ程容量が大きくないファイルであればクラウド経由でやり取りできます。

複数の外部ストレージの使用が必須な作業をしている方にとっては新MacBookは不向きだと思います。素直にMacBookProを買うかデスクトップマシンを買うべきでしょう。

充電端子がMagSafeでなくなった

これ、非常に残念です。子供がいる方で同じ思いの人はかなり多いのではないでしょうか。

新MacBookはUSB-C端子での充電になりました。

私はMacBookAirが素晴らしいマシンだと思っている理由の一つにMagSafeによる充電を上げてます。

MagSafe端子は、充電するときに手で端子を挿入する訳ではなく、磁石で自然にくっつきます。このくっつき度合ですが、本当に絶妙にできていて、普通に作業しているときははずれませんが、強い衝撃を与えたり、誤って足にケーブルを引っかけたりしたら、パソコンがケーブルから抜けないで吹っ飛んでしまったりせずにケーブルだけが外れてくれます。

これ、子供がいる家庭では本当に助かります。事実、私の子供(5歳)は何度もMacBookAirでの作業中にケーブルに足を引っかけてますが、子供が転んで怪我したことは一度もありません。また、端末側にもダメージはありません。今までの他のパソコンだったら絶対に一回はヒヤッとしたことがあったのに。

新MacBookからは、そもそも入力端子がUSB-Cしかないので、必然的に充電用インターフェースとしてもMagSafeが廃止されました。USB-Cは従来の差し込むケーブルなので、簡単には外れません。また、新MacBook自体が重さ的に軽い端末なので、仮に子供が走ってきてケーブルに足を引っかけたら、普通にMacBookが吹っ飛ぶのでは?と心配してしまいます。

まだ、充電機器が市場に揃っていない

上記の課題がある一方、USB-Cで充電できることのメリットもあります。USB-Cはこれまでのようなベンダー規格ではないので、市場に安価で性能の良い充電機器が出回ってくれる可能性があります。

ただ、残念ながら、現時点ではそれほど多くの製品バリエーションがあるとは言えない状況です。現時点で色んな人が試して実証されているのは以下くらいじゃないでしょうか。

また、充電ケーブル自体がUSBということは、今までのモバイルバッテリーを利用して、出先のコンセントがないところでも充電できるというメリットがあります。しかし、現時点で新MacBookを十分に充電状態に持っていく電力を出力可能なモバイルバッテリーは存在しません(少なくとも私が調べた限りでは)。

あるとしたら、以下くらいですが、やはり出力が弱いため、充電にかなりの時間がかかります。

私は当初「外に簡単に持ち運べて、しかもバッテリーが切れたらモバイルバッテリーで充電できたら便利すぎじゃね!?」と思っていましたが、冷静に考えるとそもそもそんなシーンってほとんどないですよね。上記に書いた通り、前日の夜に充電して朝の時点でフル充電だったら、そもそも日中は充電する必要がないですから。

メモリが8Gまでしか搭載できない

これも上のCPUの議論と同じです。現在の私のMacBookAirも8Gですから。

今は良くても、数年後の買い替えタイミングまで8Gが十分かというと、十分ではない可能性の方が高いでしょう。VMWare Fusionでばりばり仮想化をしたい人ならなおさらです。

私はVCIX-NVの勉強の為に、自分のMacBookAirにNSXのコンポーネントを導入する事を検討したのですが、8Gというメモリの制約で断念した経緯があります。メモリは大いに越したことはありません。

やはり、将来の事を考えると16Gは欲しいところです。しかし、新MacBookだと無理です。

値段が高い!

上記の性能関係を出来るだけ解決するために、新MacBookの最も高性能モデルを購入した場合、現時点だと税別で約20万円します。

  • CPU:1.3GHz Core M
  • MEM:8G
  • Storage:SSD 512GB
  • 値段:202,800円(税込だと219,024円)

円安の影響をもろに受けてると言っても22万円ですよ?20万円を超えたらさすがによっぽど満足度が高い事が保証されていないと手が伸びないです。

ちなみに、2013年に購入した現在の私のメインマシンは約16万円で購入していました。

mba_order

しかも、こっちの方が数字上は性能がいい・・・まぁ当時は今よりも全然円高でしたから単純に比較は出来ないでしょうけど、絶対値的にはやっぱり新MacBookは高いです。

キーボードが打ちにくい?

ここから先は、個人的な意見が多分に含まれているので、それほど参考にならないかもしれませんが。

新MacBookのキーボードはネットの情報を見る限り賛否両論があるみたいですね。

私も何度か量販店で試してみました。とは言っても3分くらい試すのを数回やった程度ですが、特に「めちゃめちゃ打ちにくい」って事はありませんでした。

ただ、やはり通常のキーボードとは違う感じだったのも事実です。キーボードはパソコンの快適度を決める非常に重要な入力デバイスです。個人的にはディスプレイの美しさよりも重要だと思っています。パソコンはキーボードで入力してなんぼのデバイスなので(キーボードでの入力が多くない作業であれば、iPad Proなどのタブレットでも良いと思いますし。その辺は、この記事を参考にしてください)

キーボードは時間をかけてみないと、本当に自分に合っているかが分かりません。その意味でも20万円以上投資するのには勇気がいりますね。

背面のリンゴが光らない

これは、どうでも良い人が大半かもしれません(笑)。趣味の世界です。

やっぱり背面のリンゴは光ってて欲しかったな。私はスタバでMacを使いたい派ではないんですけど、やっぱりリンゴは光ってた方がカッコいいですよ!(光るのがうざったい人は普通に消せますし)

まとめ、とりあえず次期MacBookに期待します

以上が、私が現在の新MacBookの購入を見送っている理由です。

逆に言うと、上記の殆どの要素は、テクノロジーの更なる進化で解決される物が殆どです。値段についても、初期モデルは開発費用が上乗せされる分、どうしても後続のモデルよりも高価になってしまうのはやむを得ないですし。

恐らく、次回のMacBookはより安価に、より性能の高いモデルになるのでは?と予想しています。この辺は別途記事を書く予定です。

5万円程度のオモチャを買う分には色々チャレンジしたくなりますが、やはりパソコンは数年使う物ですし、それなりに納得できる買い物をしたいですね。

[vmware1]

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