これまでMacBookを購入するときは、常に「特盛」を購入してきたのですが、今回のMacBook Air(2018)はメモリを増設しませんでした(8Gのまま)。
今の所は特に不便なく利用しています。
この記事では、私が実際に利用しているアプリを紹介します。皆さんの利用シーンを踏まえたメモリ増設可否の検討材料になればと。
今回のMacBook Air(2018)を期に、「特盛」注文をやめました
「特盛」とは、Mac製品を購入するときに「搭載可能なリソースを限界までカスタマイズする」事を指します。(だと思います)
例えば無印MacBookの場合は、何も考えないで注文すると、以下のスペックになります。(無印MacBookは標準モデルが2種類ありますが、以下は安い方)
- 1.2GHzデュアルコアプロセッサ
- 8GBメモリ
- 256GBのSSDストレージ
これで¥142,800です。
これをフルスペックにカスタマイズするとこんな感じ。
- 1.4GHzデュアルコアプロセッサ
- 16GBメモリ
- 512GBのSSDストレージ
お値段は¥214,300です。
これまでMacのノートパソコンを購入するときは、常にフルスペックにカスタマイズして購入していました。なので私が現在保有している無印Macbookもフルスペックカスタマイズのものです。
これまでフルスペックを購入していたのには色々理由があるのですが・・・今回の記事では「メモリ」にフォーカスを当てて紹介します。
今回のMacBook Air(2018)購入では、メモリの増設をしませんでした。つまり、16GBではなく8GBのモデルを購入しました。
理由は簡単に言うと「自分の利用用途では8GBでも十分ではないか」と疑問を持ったからです。
私は写真編集や動画編集を行いません。厳密にはWindowsで「Edius」というソフトで動画編集を行いますが、ノートパソコンでは行いません。メモリはおろかCPUに負荷をかける作業をしないんです。
ここからは「実際に私が使用するアプリをMacBook Air(2018)のメモリ8GBモデルで試してみた結果」を紹介します。
誰でも使いそうなアプリ
Safariでブラウジング
私はMacのノートパソコンで使用するブラウザを、標準の「Safari」に決めています。Chromeも試してみたのですが、やはり他のデバイスとのブックマーク同期などが便利すぎて・・・
今回試しに30タブ程を同時起動して使用してみたのですが、全く問題ありませんでした。
このブログもSafariのWordpressで執筆しているのですが、応答速度を含めて問題は一切感じません。
100タブとか大量のタブを開くブラウジングをしている人には影響するのかもしれませんが、少なくとも一般的な使用だと8GBでも問題ないでしょう。
YoutubeやNetflixなどの動画視聴
Safariブラウザで4K画質のYoutubeやNetflixを視聴してみました。
カクつきもなく、非常にスムーズに視聴できました。CPUのファンが回ることもありませんでした。
「写真」アプリでフォトストリームと同期。ブログ用の写真加工
主にブログの写真加工目的です。デジイチの本格的な写真加工ではありません。
- iPhoneで撮影
- 自動的にiCloudにアップロード
- MacBookの「写真」アプリに自動的にダウンロード
- Finderで写真をコピーして「iMage Tools」でサイズ修正
- WordPressにアップロード
こんな作業です。
30枚ほど同時にバッチ処理しても16GBの無印Macbookと違いは感じませんでした。まぁこの辺の作業はメモリよりもSSDの速度とCPUに影響するので当然ですが。
少しマニアックなアプリも使ってみた
仕事の検証目的などで使用するアプリも立ち上げてみました。
VMware Fusion(8)でWindowsの起動
どうしてもWindowsを利用したいことがあります。私はVMware Fusionを使用しています。少し古いver8です。
このWindowsゲストOS上では負荷が高い作業は行っていません。メモリも4GBを割り当ててるだけです。
こちらも無印Macbookと同様にサクサク動いています。というか、無印Macbookと機敏さでの違いが感じられません。
少し驚いたのが、VMware Fusionの待機時のリソース消費です。
上記はWindowsVMを立ち上げた状態です。サスペンド状態ではありません。ほとんど何もしていない状態ではあるのですが、0.1%のCPU使用率というのは驚きました。
検証用のCentOSの作業
仕事柄、複数のLinuxVMを立ち上げて検証することがあります。
しかし、これは自宅のvCenterマシンを使用しています。
そして上記のマシンにiTerm2を使用してアクセスしています。GUIはSafariからアクセスしています。
なので、私の使用方法だと、どれだけVMを立ち上げてもクライアント(ノートパソコン)のメモリには影響しません。
現在は30VMほど立ち上げていますが、iTerm2で複数のタブを立ち上げてsshでアクセスするだけです。
iTerm2で20個ほどタブを立ち上げましたが、当然ながらパフォーマンスに不満は感じません。
外出先でも同様です。自宅に振られてるグローバルIPの先にGuacamole(GUI用)とssh(CLI用)のジャンプサーバーを指定しているので、自宅と全く同じ使用感でVM群にアクセスできます。
同時に色々起動してみた
ここまで紹介した以下のアプリを同時に起動してみました。
- Safari(20タブ)
- iTerm2(10タブ)
- VMware FusionでWindows起動
- 「写真」アプリ起動
- ついでにAppStoreとメールアプリとメッセージアプリも起動
この程度だと、それぞれのアプリの利用にラグやカクつきなどは一切見られませんでした。
私の利用方法だと8GBで「問題ない」
という結論になりました。
けっして「あれもやりたいけど、8GBだから我慢してる」訳ではありません。ノートパソコンで行いたい作業を全て踏まえても8GBで十分だと感じてます。
ただ、利用用途って本当に千差万別です。なので、例えば「動画編集」など、メモリ量に影響する作業がメインの方は、当然ながら8GBでは足りないでしょう。その様なケースの場合は「そもそも要件が違う」ので、初めからMacBook Airを選定することはないと思います。
私のような「ブラウザでネットを見たり、たまにFusionでWindowsを使いつつ、iTermでLinuxを操作する」ようなエンジニアの場合は、8GBのメモリで十分ではと感じました。
(無印Macbookの16GBは、私の使用方法だとオーバースペックでした)
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