先日Lightsailの管理コンソールを見てみると「CPUリソースのバースト可能値」が見れるようになっていたので照会します。
Lightsailについて
AWSのVPSサービスみたいなものです。AWSのコンピュート(VM)サービスは「EC2」が最もポピュラーだと思いますが、EC2は時間単位の課金なので、私みたいなケチ臭い人には若干抵抗がある。
LoghtsailはEC2と同様のサービスなのですが、月額制です。裏ではEC2が動いているようなのですが、EC2と違い「ずっと稼働させても、たまに停止させても、費用は同じ」ってのは非常に魅力的。
しかも、使い方によっては非常に安価に抑えられる。例えば最小構成(1vCPU/512MB/20GB)だと$3.5で毎月使用できます。
簡単なアプリの確認やDockerを動かしたりだと最小構成でも十分です。時間単位の課金とかを気にせずに使いまくれるのは非常にありがたい。
Lightsailの欠点
月額制&それなりに安い特徴のLightsailなのですが、一般的なVPSサービス(さくらとかLinodeとか)と比べると、大きなデメリットもあります。
それが「CPUの制限」です。
例えば最小構成だと「1vCPU」が割り当てられるのですが、ずっと1vCPUのリソース100%を使用できるわけではないのです。
以下のグラフを見てください。
常に使用し続けれるCPUパワーは緑色の「Sustainable zone」です。つまり、約5%しか定常的に使えるパワーはありません。
一方、突発的に発生した負荷をさばくために「Burstable zone」が用意されています。これは突発的な負荷のための一時的な猶予のパワーなので、ずっと使うことはできません。使い続けると、いきなりパフォーマンスが悪化します。
上記の例は、実際に私が使用しているLightsailのチャートです。使用CPU(オレンジの線)が常に緑の部分を下回っているので問題ないのですが、これが緑を上回った時にBurstableなCPUを使用するわけです。
Burst可能な値が見えるようになった
これまでは上記のグラフしかなかったので、Burstable zoneに入った時に「あとどれくらいCPUを高パワーで使用できるか」がわかりずらかったのですが、最近になってもう一つチャートが追加されました。
通常は「100%」にグラフが張り付いていて、Burstable CPUを使用するほど下がってきます。そして、通常の負荷に戻って、CPUの使用率がSustainable zoneに戻ったら、再度100%に近づいていきます。
あとどのくらいBurstable CPUが使えるかが可視化されて良い感じになりました。
このグラフ、1ヶ月前はなかったと思います。
上記は5月に取得した画面キャプチャですが、該当グラフがありませんでした。
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