CCIEの勉強でINEのワークブックが他社よりも優れている理由

この記事は約5分で読めます。
スポンサーリンク

ここまでこのブログを読んでくれている方は既にご存じだとは思うのですが、WorkbookとはCCIEラボ試験のBlueprintを網羅した設定方法について、具体的なコマンドを紹介している問題集です。モノによっては2000ページを超えるものもあります。

WorkbookはWrittenの勉強では必ずしも必要ではないです。でも、CCIEラボ試験を攻略するためには必須です。

私の以前の記事「11ヶ月でCCIEラボに合格する為の効果的な勉強方法」を読んでいただければわかるのですが、私は以下の勉強方法を繰り返すことによりCCIEラボ試験に合格しました。いずれが欠けていても合格できなかったと断言できます。Workbookによる学習もその内の一つです。

  1. INE.comのCCIE Blueprintを網羅している「ATC コース」を一通り勉強する。
  2. INE.comのワークブック Vol1をGNS3で繰り返し練習する。
  3. 必要に応じて、Cisco Press等の書籍で知識の補完をする。

Workbookは色んな会社が独自のものを出していますが、その中で私がおすすめするのは断然INEのWorkbookです。

今回はその理由を説明します。

最も有名なので利用者が多い

私が知る限り、Workbookは以下の4つが有名どころです。

  1. INE.com
  2. Cisco 360(Full scale lab/Tshoot対策用)
  3. IPExpert
  4. Narbik

上記の中でもINE.comのWorkbookは段違いに知名度が高いです。その次にCisco360でしょうか。

知名度の高さは非常に重要です。

利用者が多いほど、間違いが発見されやすい=品質が高い

この図式はWorkbookでも同様のことが言えます。

ちなみに、Cisco360はちょっと特殊です。これは各テクノロジーの説明を目的としている訳ではなく、CCIEラボの本番さながらのシナリオが出来る構成となっています。INEのWorkbook Vol1(V5からはAdvanced Technology Labs)の後のセクションと同じイメージです。

自宅ラボが作りやすい

これが最も重要です。

INEのWorkbook Vol1のトポロジーは、事実上CCIEラボ演習用トポロジーのデファクトスタンダードになっています。

CCIE Candidatesのフォーラムなどを参照すると「INEトポロジーの・・・」等の投稿が数多くあるくらいです。(基本、CCIE勉強中の人に「INEのトポロジー」と言うと言葉が通じるでしょう。)

INEはWorkbookのコンフィグをWorkbook購入メンバーに無料で公開しています。それをGNS3の.netファイルに変換して公開している有志もが数多く存在します。

これを使えば、自宅のラボ環境を容易に作る事が出来ます。

別記事「CCIEの勉強の検証環境構築1:自宅ラボは必要か?不要です」で紹介した通り、自宅ラボの構築にかける時間はCCIEの勉強の中で無駄な時間です。その時間を削減できるのですから、それだけでも価値があります。

後はひたすらWorkbookの課題をばしばしクリアしていってスキルを上げていけばいいのです。

ちなみに私はレンタルラックは推奨しませんが、やむを得ずレンタルラックをする際も当トポロジーのラックをレンタルしている業者が複数あります。

フォーラムが充実している

INEのフォーラム(IEOC)には世界中のCCIE Candidatesが集まっており、ディスカッションも常にに活発に行われています。

勉強中の内容を他の人と共有したい思いは世界共通のようでして(笑)、仮にWorkbook関係の質問をフォーラムに投げかけたらすぐに複数人から返答があります。(私も何度もお世話になりました。また、逆に何度も質問に答えています)

まれにBrian等のインストラクターから返信をもらえたり、自分の質問からWorkbookそのものが改善されることがあります。めっちゃモチベーション上がりますよ!

もちろん返信してくれる人も勉強中の人なので、返信内容が信頼できるかは自分自身で確認が必要です。

INEのテクノロジー解説コースビデオはWorkbookのトポロジーがベース

私の以前の記事「11ヶ月でCCIEラボに合格する為の効果的な勉強方法」で、INEのビデオ、特に「Advanced Technology Course」を全て学習する事がCCIEラボ合格の近道である事を説明しました。

その中で各テクノロジーの通信フローの説明が多数出てくるのですが、Vol1のトポロジーを使用した解説がほとんどです。

なので、事前にトポロジーを理解しておけばビデオの解説の理解度もぐんと深まります。

 

安い、使い勝手が良い

INEのR&S V5用ワークブックは$499です。Workbookを一度購入すると、PDFでのダウンロード、オンラインでの参照両方が可能になります。

INEのOnline Workbookは最近使いやすくなりました。例えば、ラボ試験の練習用のセクションは、初めに課題があってその後に答えがあるんですけど、PDFや紙だとつい答えが見えちゃいますよね。Webだと明示的に答えをクリックしない限りは表示されないようになっているので課題に集中しやすいです。

IPExpertのWorkbookはテクノロジー学習篇とラボ対策編合わせると$1,100程度します。さすがに気軽に購入できる値段じゃないです。

Narbikは確か$450程度でINEと殆ど同じですが、一つ大きなデメリットがあります。NarbikのドキュメントはLockLizardという特殊なプロテクションをかけており、LockLizardのソフトウェアを導入しないと開けません。Windows/Mac/iPhoneアプリ等、私が持っているデバイスでは全て試して問題なく読めたのですが、やはり通常のPDFと比較すると手間がかかってしまいます。

違法コピー対応だと思うのですが、やはりユーザ側に負担を強いる方法はどうかと思います・・・

Cisco360は前述のとおり特殊なので比較対象にはしずらいですね。

まとめ

CCIEラボ試験対策としてWorkbookの選定で悩んでいる方は、INE.comのWorkbookを購入してください。INEのWorkbookだけで物足りないレベルに達した後に他のWorkbookも考えればよいです。
私はINE.comのWorkbook Vol1をマスターした後にCisco360を購入しました。
「CCIEの勉強で自腹を切った合計金額(ラボ試験合格まで受験料含)」に入れるの忘れてますね・・・)

ちなみに今後CCIEラボ試験対策のTipsを多数投稿しますが、それもINEトポロジーで説明する機会が多々出てきます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました