本日、AWSソリューションアーキテクト(アソシエイト)に無事合格しました。
今年取得した資格の中で一番嬉しかったです。
AWSソリューションアーキテクト(アソシエイト)とは?
AWSソリューションアーキテクト(以下ASA)の細かい内容は、本家を見てもらったほうが早いでしょうね。
簡単に言うと「AWSのサービスの基本的な事を理解していて、それなりに実装やアドバイスができる」レベルの知識を持ち合わせている事を認定する資格です。
- 受験料:16,200円(税込)
- 試験時間:80分
- 問題数:不明
- 合格ライン:非公開
という、非常に謎が多い試験です。
なぜ受けようと思ったか?
今年の正月の段階で「今年はASAを受けよう」と思っていました。この試験2年毎に更新が必要な試験でして、これ以上更新が必要な試験は極力受けるつもりはなかったのですが・・・
理由は以下の通り。
AWSなどパブリッククラウドの独自サービスに肯定的ではない
一つ目の動機は多分他の人とは正反対の理由です。パブリッククラウドの独自サービスの存在そのものに肯定的ではないからです。
その辺の説明は長くなりますので別の記事にて説明します(実はこの記事に書いてたのですが、どんどん話が脱線するので別記事にすることにしました)
でも、何も知識がない(と思われる人)がこんな意見を言っても「それって何も知らないからじゃない?」と思われるだけです。
なので、知識自体はそれなりに持ってるという証明が欲しかった。
需要がありそうな資格だったから
二つ目の理由は「稼げる認定資格 Top15 2017年版(15 Top-Paying Certifications for 2017)」に入っていたからです。
>>「稼げる認定資格 Top15 2017年版(15 Top-Paying Certifications for 2017)」
正月時点では2016年版を見ていて、その時はASAが1位でした。
私は上記リストの資格のうち4つは既に持っている(CISSP、ITIL、VCP-DCV、CCNP)ので、あと1個取得したら5個というきりのいい数字になるので・・・という安直な理由です(笑)
CCIEがランク外でCCNPか・・・と思ったのは別の話
勉強方法について
ASAの取得で一番苦労したのが、勉強方法の確立です。
他のブログの方も書いていますが「確定した勉強方法が存在しない」。
シスコやVMwareのベンダー資格はそれなりに情報があるし、勉強本もたくさんあるのですが、AWSは殆ど無い。
それに加えて、本家に書いている出題範囲が非常に曖昧です・・・
分野 | 試験に占める割合 |
1.0 高可用性、コスト効率、対障害性、スケーラブルなシステムの設計 | 60% |
2.0 実装/デプロイ | 10% |
3.0 データセキュリティ | 20% |
4.0 トラブルシューティング | 10% |
合計 | 100% |
これ以外に具体的な情報がありません!
どの製品とかサービスについて問われるか?とかの情報も一切ありません。
AWSは非常に多くのサービスの集合体で成り立ってます。EC2/RDS/EBS/S3/DynamoDB・・・その辺の記載が「一切」ありません。
先月受験したPythonの資格は「出題範囲」のみならず「どの書籍から出題されるか」も記載されていたのに!全く逆です。
というわけで、非常に苦労しました。
勉強方法については別の記事で落ち着いてから紹介します。
勉強にかけた時間
多めに見積もって20時間程度です。
これを多いと思うか少ないと思うかは人それぞれですね。
個人的にはかなり真面目に勉強しました。
受験の予約について
シスコ試験やVMware試験と同じく色んな所に受験できる場所があります。
AWSの公式サイトからTraining用のアカウントを作成して行います。簡単です。
予約は受験の3日前くらいに予約しました。勉強をはじめて5日目くらいですね。
受験してみて・・・
この辺はNDAがあるので細かいことは書けませんが、、、。
試験はIT試験でよくあるCBTです。つまりコンピュータでの選択方式。
この試験が・・・酷かった・・・たまにエラー画面になって更新しないといけないとか・・・
集中力が削がれまくるんですけど!勘弁してください!
ちなみに問題自体は非常に良かったです。しっかりASAとしての知識を試されてるって感じ。
VMwareの重箱の隅をつつくような試験とは違って、考えさせられる問題が多かったです。
結果は・・・合格!
開始して5分くらいで
「あ、これはヤバイかも」
と思いました。
今年はVCP-DTMとPython資格を受けましたが、その時みたいな「絶対に大丈夫そう」って手応えを感じれなかったんです。
80分あるうちの20分くらいで全ての問題の回答が終わったので、残りの時間を使って見直し&合格ラインに足しているかを確認していきました。
・・・うーん、100%合格したとは言えないなぁ・・・
久しぶりに不安になりました。絶対に正解していると思った問題をかけ合わせても60%くらいだったんですよ。で、80%の確率で正解してると思った問題が30%くらい。残りが10%くらい・・・
なので、多分大丈夫だろうけど、、って感じでした。これまでの資格は「絶対に合格した」と安心できたんですけどね。
残り20分あったのですが、面倒くさくなって終わらせることに・・・久しぶりに「Finish」のボタンをクリックする時に喉がカラカラになりました。
結果は・・・合格!
しかも、想像以上に良い得点でした。結果は以下の通り。
総合得点:85%
分野 | 得点 |
1.0 高可用性、コスト効率、対障害性、スケーラブルなシステムの設計 | 81% |
2.0 実装/デプロイ | 100% |
3.0 データセキュリティ | 81% |
4.0 トラブルシューティング | 100% |
うーん・・・何といいますか、、、普通ですね(笑)
とりあえず安心しました。
ちなみに、他のベンダー試験と違って、試験場で試験結果を紙で受け取ることはできませんでした。ボタンを押した瞬間に結果が画面に表示されて、直後にメールで同じ結果が届きました。
ちなみに、合格したら自分のアカウントでPDFとかダウンロードできます。
受験前にあった疑問点・それに対する(私なりの)回答
さて、今更ですが、この記事を読んでる方は「AWSソリューションアーキテクトになろうかな?」と思ってる人が多いかと。
そんな方に対するFAQ(?)です。
試験、難しい?
個人的には難しいと感じました。
AWSソリューションアーキテクトという資格名の通り「アーキテクト」つまりITの総合力もそれなりに問われる試験だったから、必要なスキルの範囲が広い。
ネットには「新入社員でAWSソリューションアーキテクト取得しました!」って人もいましたが、素直に凄いと思います。マジで。
範囲があいまいで勉強困らなかった?
めちゃめちゃ困りました。上記で書いたとおりです。
特に私が不安だったのが「AWSのサービスは日々変化し続けていて、細かいサービス内容も変わり続けている」って事です。つまり、少し前の「私は合格しました!」ってブログの情報が現在も有効なのか?とか不安でした。
結論から言うと、心配してたほどじゃなかったです。まぁその辺も落ち着いたら勉強方法の記事で紹介します。
研修行った?模試受けた?
これも別の記事で書く予定ですが「一切研修も行ってないし、模試も受けてません」。
でも、普通は模擬試験は受けたほうが良いでしょう。僕はお金をかけたくなかったので・・・
プロフェショナルも受けるの?
受けません。
上記の通り、私は他の人と受験の動機が違うので、プロフェッショナルには興味が無いのです。
こう決めた瞬間に更新も行う必要がなくなります。この資格はAWS資格で一番下なので、仮に有効期限が切れたら、必要な時に取得し直したら良いだけなので。
最後に、、、取得した資格一覧
てな訳で、無事一発合格することができました。
これまで取得した資格をリストアップしてみました。ちなみに順番は「個人的な難易度」です。
CCIE R&S(ラボ) |
CISSP |
VCIX-NV |
CCIE R&S(筆記) |
CCIE SP(筆記) |
VCP-DCV |
CCNP Route |
VCP-NV |
CCNP Switch |
AWSソリューションアーキテクト |
TOEIC 945 |
ITIL Foundation |
VCP-DTM |
CJP |
CCNA |
Python基礎試験 |
こうやって見ると多くなってきましたね。
まぁ当分勉強はいいかな・・・
追記:AWSソリューションアーキテクトの勉強方法を公開しました
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