たぶんこれがVIRLネタで最後になると思います。
VIRLをPacket.netにデプロイする一番簡単(と思われる)方法を紹介します。
CiscoのVIRLページに書いているもの以外にも、手順があるんです。
Packet.netにデプロイするのってちょっと難しい
前回の記事で、実際にPacket.netにデプロイする方法を紹介しました。
その時は、「手順に沿って進めていけば、問題なくデプロイできるはずです」と書きました。
これは、本当に実際に自分が試してみた感想です。問題なくデプロイ出来たので。
でも・・・アプリ実装に詳しくない方には少し難しいかもしれません。
特に、公開鍵を準備する当たり等は、デプロイする環境に依存する部分もあって、本当に正確にデプロイできるかは、環境によりけりなところもあります。
実は、もっと簡単にVIRLをデプロイする手順が存在します
前回紹介した手順は、以下のCiscoサイトにあります。
このページの中央当たりの「Read step-by-step instructions」が、実際の手順です。
この方法だと、主に以下の流れでVIRLをデプロイします。
- terraformのインストール
- gitのインストール
- 環境によってはssh key生成ソフトのインストール
- VPNソフトのインストール
- 鍵の生成
- 設定ファイルの修正(自分のPacket.netのアカウントキーとかVIRLのライセンスの入力)
- terraformでPacket.netへVIRLを自動デプロイ
- VPNソフトでデプロイしたVIRLへアクセス
・・・かなりステップが多いですね(笑)。
実際にやってみると、そんなに大変じゃないんです。準備の為のソフトのインストールが大半を占めていますし。
でも、逆に言うと、このソフトのインストールって環境に依存する部分でもあるんですよね。なので、自分の環境では成功しても、他の人の環境ではOSの環境変数等、様々な要因で常に成功するとは限りません。
で、今回の本題に移りますが、実はPacket.netへVIRLをデプロイするもう一つの手順が用意されています。
これです。
これは、初めに紹介した方法と何が違うかと言うと、自分のローカルパソコンに、Packet.netへVIRLをデプロイする為の専用仮想マシンを事前に準備してしまおうというアプローチです。
なので、準備として仮想化ソフトのVirtualBoxとVirtualBox上に専用仮想マシンを作るVagrantをインストールする必要はあります。でも、それは鍵生成等と比較してクライアントパソコンに依存する事は殆どありません。
専用仮想マシンは既にVIRLをPacket.netにデプロイ出来る事が確認された環境なので、これさえ作ってしまえば、まず問題なくデプロイ出来るはずです。専用仮想マシンにterraform/公開鍵などは既に入ってますし。
実際両方の方法を試してみた感想としては
私はこの両方を試してみました。
感想としては、どちらを使うかはそれぞれの環境次第という印象です。
前者の方が、慣れたら早いです。自分のローカルにもう一つ仮想マシンを作る必要がないので。
一方、後者は環境に依存せずデプロイが成功するので、前者でうまくいかなかった方は試してみる価値はあると思います。
もちろん、どちらの方法でも正規の手段でVIRLを購入してライセンスを取得する必要はあります。
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