VMWareの資格「VCP」の有効期限は2年と考えている人が多いと思いますが、実際には2年よりも少ないと考えるべきです。
先日VCP-DTMに合格して改めて「フェアじゃない制度だなぁ」感じました。
「有効期限2年」ってのは、現実的に不可能
VMWareのサイトを見てもらえば分るのですが、「VCPの有効期限は2年」と書いています。これは、VCPのどのトラック(DCV・NV・DTM・CMA)で共通です。
この記載を見て、VCPを受験する方は「あぁ、有効期限が2年なんだな。つまり、合格したら2年後に再度受験して更新しないといけないな」と考えるはずです。
でも、ちょっと待ってください。
- 有効期限が2年
- 2年後に再度受験して更新する必要がある
上記の2つには違いがあるのにお気づきですか?
そうです。VCPを更新する為には「再度VCPを受験して更新する」必要があります。
つまり、、、
2年「以内」に再度受験して更新する必要があります。
例えば、私が2017年の3月1日にVCP-DCVを受験し、合格したとします。すると、有効期限は2019年の3月1日となります。
つまり、2019年3月1日「までに」、再度VCPを受験し、合格する必要があります。
再受験が早くても、有効期限は延長されない
上記の例を継続して説明します。
仮に、2018年の3月1日、つまり1年後にVCPを再受験して合格したとしましょう。すると、有効期限はどうなるか?
有効期限は2020年3月1日までとなります。つまり、初回に取得した時からの期限が延長されるのではなく、再度合格した日から2年のリミットがリセットされるイメージです。
なので、受験費用の観点から言うと、2年の有効期限ギリギリで再受験した方がお得、ということになります。逆に言うと、早めに更新受験をすると損、ということになりますね。
でも、仮にギリギリで落ちた場合は、VCP失効です。VCP失効に猶予期間という概念は無いため、一発アウトです。そんな不安を毎日持ちながら生活するのもつまらないので、普通の人なら2ヶ月前くらいに再受験を考えるでしょう。
そうすると、(ほぼ)安全なVCPの実質有効期限は「22ヶ月くらい?」ってことになりますね。
ちなみに、CCIEは初回受験日からの計算です
正確な情報はシスコのサイトで確認して下さい。
少なくとも私が去年再受験したタイミングではそうでした。つまり、上記の例で説明すると、2018年の3月1日にCCIEの筆記を再受験し、見事再認定された場合、有効期限が2021年3月1日までとなります。(私の場合はCCIE SPという別トラックで再認定されましたが)
早めに更新の受験をしてもデメリットがない。CCIEの方が非常にフェアな制度だと思います。
[vmware1]
コメント