Kubernetesを深掘りする為に「Kubernetes完全ガイド impress top gearシリーズ」を購入してみました。
今年購入した技術書の中では「一番」役立ちました。もっと早く買えばよかったと後悔しています。
Kubernetesの学習って、難しい
最近、Kubernetesに触れる機会が激増しています。
世の中的にKubernetesが浸透しているかとかはわからないのですが、単純に私が関わるプロジェクトでKubernetesの基盤が多いんです。
今年の冒頭に「Kubernetesの学習記事を増やしたい」と言ったきり、記事の公開ができてませんでした。
それは「Kubernetes関係の仕事が忙しすぎて、そもそもKubernetesの記事をアップデートする暇がなかった」ってのもあるんです。
さて、本題に戻ります。
今回紹介する書籍「Kubernetes完全ガイド impress top gearシリーズ」は、個人的には「現在発行されてるKubernetes関連の書籍の中で最強」だと思います。
>>Kubernetes完全ガイド impress top gearシリーズ(アマゾン公式)
技術系の書籍で久しぶりに感動しました。
Kubernetes用語を丁寧に説明している
Kubernetesがとっつきにくい理由の一つが「専門用語・オブジェクトが多すぎる」ってのがあると思います。
- Deployment
- Pod
- Service
- DaemonSet
などなど。
まぁIT系のコンポーネントって何でもそうなんですけど、Kubernetesは特に多くて、それだけで身構えてしまうかと。
この書籍では、主要なコンポーネント(リソース)について「非常に丁寧に、わかりやすく」説明してくれています。
個人的には、特に「ネットワークリソース」周りが本当にためになりました。
- ClusterIP
- ExternalIP
- NodePort
- LoadBalancer
それぞれの違い、ユースケースなど。解説がわかりやすく、違いについて「腹落ちする」内容でして、ネットワークの章だけでも「購入した価値があった」と感じる内容でした。
効率的に学習できる
私はKindle版を購入しましたが、書籍の場合は「971ページ」の分厚い本らしい。
このページ数に怖気付くかもしれませんが、通常は「全ての章を読む必要はありません」。
基本的に「実務に優先度の高い内容」を先に記述してくれています。
例えば
- Workloadリソース(Deployment、Pod、ReplicaSetなど)
- ネットワーク系リソース(ClusterIP、ExternalIP、NodePortなど)
- Storage系リソース(PersistentVolumeClaim、Volumeなど)
- Clusterリソース(Node、Namespaceなど)
です。これらは早い段階で「みっちり、濃く、事細かく」説明されています。
Kubernetes解説のサイトは複数ありますが、学習効率を優先するのであれば、この書籍を購入して前半部分を集中的に学習したほうがよい。
体系的に網羅しているので、主要リソースの目的・要点が頭に入りやすい。
まとめ
今回紹介した書籍:
>>Kubernetes完全ガイド impress top gearシリーズ(アマゾン公式)
この書籍を網羅すれば、とりあえず「Kubernetesを理解している」と言えるレベルになるのではないかと思います。
これからKubernetesに触れ始める方には強くオススメします。
短時間でKubernetesのキモを学べるので、投資効率がハンパない。
私は「Kubernetesの解説記事」を書こうかと思っていたのですが、この書籍が素晴らしすぎて、やめようかと思っています。
ただ、この書籍は「演習」は多くありません。なので「この書籍の章に連携した演習」の記事を紹介していこうかと考えています。
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