CCIE受験記:CCIEラボ試験に合格した日

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私のCCIE lab v5の当日体験を紹介します

 

前日

早めに寝て十分睡眠を取ったほうが良いと考え10時ごろに就寝。

・・・・ベッドに入っても全く寝つけず。頭の中は明日のラボのシミュレーションで結局寝つけたのは朝の3時頃でした。

 

当日(前半)

6時に起床。人生で絶対に遅刻をしてはいけない数少ない日だったので目覚ましを2つ設定していたのだが、体の異常を感じ目覚ましより先に起床。

何だか体がだるい。。睡眠不足が原因だと自分に言い聞かせて家を出る。

赤坂駅に開始より1時間早く到着、自分的には予定通り。赤坂ビル地下のベンチでトラブルシュートセクションの復習を行ました。30分前に指定の場所に移動。頭の中はFF3のクリスタルタワーの曲が流れていました(分かる人いますかね?)。

自分を含めて今日は4人らしい。一人は海外の方?残りの方は日本人の方でした。プロクタが来るまで全員話さず。朝出勤してきたCisco社員には日常の風景なのでしょう(笑)

しばらく待つとプロクタの方がいらっしゃって所定の場所に移動。英語でラボ試験の説明を受ける。他の方の体験談と同様にゆっくりと話してくれたので非常に分かりやすかったです。

あれやこれやという内に試験開始。まずはトラブルシューティングセクション。トポロジを見た瞬間に血の気が引きました。

何百時間と勉強をしていたのに、今まで練習してきたトポロジと比較しても段違いに難しそう。。

本当に自分で解けるのか?と不安になりましたが、まずは問題を一通り読むと決めていたので、全体をざっと読んでいきました。幸いにも全く理解できない問題文はない。これはいけるかも、ソーダを飲んでひとまず落ち着いてから最初の問題に取りかかりました。

トラシューは意外にも半分くらいまではサクサク進みました。ひたすら「sh run | s XXXXX」や「sh ip o d」とか確認コマンドを叩きながらどんどん疎通が取れる状態に。これはマジでいけるかも!

と思った矢先にトラブル発生。。。

トラブル自体は、デバッグですぐに原因は判明したのですが、またその対処法もこれしかない!ってのが分かっているのに、その肝心の解決方法は前提で禁止されている。。プロクタさんに「XXXXはダメか?」と確認したが、やはりダメとの事。結局その1つの問題に50分ほど費やしてしまいました。それでもRequirementにマッチした方法が見つからず、飛ばしてしまうことに。

「15分かけてわからなければ、取り敢えず次の問題に進める」ルールを自分で決めていたにもかかわらず、やはり欲が出てしまいました。

原因不明の箇所は他の問題を解く上での依存ではありませんでしたので、とりあえず飛ばして他の問題に取りかかりました。幸いにも他は大きなつまずきがなくトラシューセクションの終わりまで行けました。しかし、配点を踏まえると問題の問題をクリアしないとほぼ確実にFailとなるので、再度同じ問題に戻ってチャレンジ。

トラシュー時間を延長し、残り15分程で念のため再起動、、やはり問題は解決せず。。この時点で合格はほぼ諦めました。

一旦トイレに行って、あーやはりダメだったか、、、、と考えていると、ふと受験料の17万円が頭に浮かびました。。この出費はでかいなー。小遣い数ヶ月分が一気に飛んで行くなぁ。。。等と落ち込んでいたのですが、どうせ落ちるなら出来る事をしようと気を取り直し、残りの10分コマンドを一心不乱に打ちまくりました。問題の箇所は駄目もとである対応をしました。

残り5分のところで全体チェック。疎通できていたところにPINGが通らない問題が発生。ここが疎通できなかったら100%合格できない、と冷や汗ものでしたが冷静に対処し直ぐに原因が判明。今思うと、ここで冷静になれた理由が本当にわからないんだけど、とりあえず冷静に原因を見つける事が出来ました。修正したところでタイムアップ。

一息つきたい状況でしたが、すぐにDiagセクションになりました。山のようにある情報を見ていると、だんだん悪寒がしてきた。。。やばい、やっぱり朝の感覚は睡眠不足じゃなくて風邪だ。。意識がもうろうとしてきた中で必死に問題に解答しました。とりあえず全部回答したところでタイムアップ。

Diagが終わったタイミングで全員で別室に移動しお昼ごはん。噂通り不味い。。。いや、風邪で食欲がないだけかも、、無理矢理食べられるだけご飯を胃に流し込み、半分残しました。プロクターさんも空気を読んで話しかけないでいてくれたので少し休む事が出来ました。

 

当日(後半)

Configセクションスタート。トポロジを見てあっけにとられました。この体調の中絶対終わらないだろ!という情報量の多さです。正直泣きそうになりました。

でもでも、大金を投じた試験ですし、折角の経験を無駄にしたくないので、覚えれる範囲で問題を覚えながら問題を解いていく。練習の時もそうでしたが、考えるより先に手が動いている感覚で少しずつですが確実に解いていきました。

ただやはり体調がすぐれないため、後半は5回ほどトイレに行きました。途中何度も諦めようかと思いました。でも、事前に見ていたほかの方の体験記を思い出したり、子供の顔を思い出しながら自分に鞭打って吐き気に耐えながら画面に集中!!残り時間30分程度を残して奇跡的に9割ほど完了しました。

残りの1割はどう考えてもDoc使っても対応できる自信がなかったので、とりあえず完了した個所の見直しを実施。なんと5か所程凡ミスをしているのを見つけて修正。正直明らかに熱があったので寝てしまいたかったのですが、頭に札束が浮かび、なんとか見直しをして本当に良かったです。

見直しって重要なんだね、Anthony(INEのインストラクター)教えてくれてありがとう。と心の中で感謝しているとタイムアップ。直ぐに部屋を追い出されて気づいたらビルの外でした。

 

当日(帰宅中)

あの体調の中どうやって電車に乗ったかは覚えていないのですが、ひたすら「あー、トラシューは確実に落ちたな」とか次のラボの予約の事とか考えていました。自己採点的にトラシュー以外は手応えがあったので。

トラシューは、例のトラブル箇所の配分を考えると、それ以外がパーフェクトでもPassには厳しい事が自分でもわかっていました。

自宅まで半分くらいの道のり、電車の中でCiscoからメールが届きました。おいおい、まだ1時間程度だぞ。。。その時は体調も限界で(雨も降り始めており)、帰ってから結果を見ようかと思ったのですが、薄目(&涙目)で結果をチェック。

・・・・・PASSが見えました!!

スクリーンショット 2015-06-25 20.33.25

 

まじか?そんな事はありえない。Writtenの見間違いか?いや、Writtenの結果はこっちだし。体験記によれば、確かこのリンクをクリックした際に自分だけの番号が・・・あった!!!

体調最悪で揺れる電車の中立っている事も忘れて、途中下車して妻に報告しました。

本当に1年ありがとう。勉強ばっかしててごめんと謝りました。声は震えていたと思います。

長い長い戦いが終わった・・・・

 

後日談

以上が私のCCIEラボ試験体験です。ちなみに、体調不良&メンタルを限界まで使用したからかわかりませんが、次の日から3日間風邪で寝込みました(笑)仮にラボ試験が1日後ろ倒しになっていたらと考えると恐ろしいですね。

コメント

  1. IKE より:

    Tozai様

    お世話になっております。
    昨年の2月本ブログと出会い、INEや参考にすべき参考書等アドバイス頂き大変ありがとうございました。
    おかげさまで今月無事にR&Sラボに合格することができました!!!
    トータルで1年3か月程度の学習期間となりましたが、途中でモチベーションが維持できなくなった時、勉強が進まない時等はよくTozai様の当日の合格体験期を見て自身を奮い立たせておりました。

    本ブログと出会えたことに大変感謝しております。
    今後も他の受験者様にとっても有益な情報となりますことを心より願っております。

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