普段は腕時計を付けない筆者がAppleWatchを4ヶ月使ってみた

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Apple Watch Series6を購入して約4ヶ月が経過しました。

この記事では「これまで腕時計とは全く縁がなかった」私が、興味本位でApple Watch(以下AW)を購入し、実際に4ヶ月装着した感想を紹介します。

結論から申し上げますと「5万円の価値はない」と感じました。

購入の経緯

上述した通り、私はこれまで腕時計を利用した経験がほとんどありませんでした。というのも、必要性を感じていなかったからです。

腕時計って時間を確認するモノです。そんなのスマホで事足ります。腕時計でオシャレ感を出すのにも興味ありませんでした。

時間を確認する目的だけで、わざわざ常に腕にモノを巻き付けておく。このアイデアに価値を見出していなかったのです。

昔はスマホがなかったので、携帯することに意味があったのかもしれませんが、スマホが普及した今は「過去の遺産」だとも(勝手に)思っていました。

そんな私がApple Watch Series 6を購入したのは、、本当に興味本位以外の理由はありませんでした。メールとか見れるらしいけどそれもスマホで見れるし。自分の生活に必須ではないとは思っていたのですが、ガジェット好きなので一度試してみようと思ったのです。

この記事を読んでる読者の方でも同じ境遇の人がいるかも知れない(腕時計なんて不要!でもApple Watchは興味ある)。そんな方の購入判断の参考になればと思います。

4ヶ月(充電中以外は)肌見放さずApple Watchを装着した結果の、率直な感想です。

先に結論

スマホを常に持ち歩いている人にとっては、特段大きなメリットを享受できるものでは「ない」と感じました。

面白くない結論かもしれませんが、正直なところです。ステマゼロでの感想です。

装着前の疑問や不安に回答していく

どんな機能を使い続けたか?

AWはiPhoneと同様に様々なアプリをインストール出来るのですが、最終的に使い続けたアプリは以下となりました。

  • 時計
  • メール
  • スケジュール
  • PayPay
  • モバイルSuica
  • フィットネス(カロリーとか)

この程度です。これらの殆どはiPhoneでも確認できます。

どんな機能を使い続けなかったか?

一方、以下のアプリは使わなくなりました。若しくは殆ど使わなくなりました。

  • 世界時計
  • 温度
  • 天気
  • 心拍数計測(明示的に)
  • 血中酸素濃度計測(明示的に)

初めは面白くて使ったりしていましたが、世界時計なんて日常で使う機会なんてほとんどないし、温度とか天気とかは昨今のモバイルワークで家に引きこもっている間は殆ど関係ありません。

心拍数とか血中酸素濃度とかは自動的に(気づかないうちに)計測してくれています。購入して1ヶ月くらいは面白半分で自分でアプリを立ち上げて計測したりしていましたが、すぐに飽きました

特に便利だと思った機能は?

現在も使用し続けているアプリの中で特に便利だと感じた機能は以下の2つです。

  • モバイルSuica
  • スケジュール

PayPayも便利(AW上の画面でPayPayバーコードを表示できる)なのですが、店舗のPOSによってはバーコードがスキャンできないこともあり、精度がよくない。レジでもたもたするのは嫌なので使わなくなりました。

モバイルSuicaは本当に便利。改札とかでもスマホを出さずに腕をかざすだけでよい。コンビニとかでも腕を置くだけでよい(袖とかが間にあっても反応してくれる)。

改札のSuicaをかざす部分は右にあるので、左腕にAWを装着している人は「腕をぐいっと」しないといけないのですが、これは慣れだと感じました。そんなに不便ではありません。

スケジュール確認も便利。直近のミーティングの時間とか、サッと時計を見て確認できるので安心感が出てくる。これまでは「スマホを出してメニューにいってスケジュールを開いて」とかやってたのですが、それが一瞬で実現できるのは、楽。

充電は面倒くさくないか?

単純に「充電するデバイスが増える」ので、面倒にならないか?と心配していたのですが、、、意外と大丈夫でした。

というのも、Apple Watchの充電は習慣化しやすいからです。お風呂に入っている間に充電とか、決めておけばOK。私はお風呂に入る前にしています。できるだけ水につけたくないから。

マグネット式の非接触充電器(付属)にくっつけるだけなので、簡単です。

毎回腕の装着は面倒くさくないか?

まず、ソロループは必須だと思います。

ソロループとは通常の腕時計のバンドではなく、バンドの留め具が一切ないゴムバンドみたいなやつです。

これはマジで画期的だと思いました。一瞬で装着できるし、軽くてAW自体を装着しているのを忘れるくらいです。

Apple純正のソロループは非常に高価なのですが、前回紹介した中華製のソロループは200円以下で購入可能。決してオススメしている訳ではないのですが、私は気に入っています。

逆に言うと、ソロループ以外の普通の時計みたいなバンドだと、私は面倒くさくて装着しなくなっていたと断言できます。

傷は付きやすいか?

これは利用シーンによるとしか言えないのですが、私のApple Watchは今のところ傷がついていないです。

私はかなりモバイルデバイスを乱暴に扱うほうだと思います。iPhoneなんて傷だらけです。

でも、4ヶ月たった今でもApple Watchの液晶は傷一つついていません。参考までに私が購入したモデルはアルミモデルの一番安いやつなので、ディスプレイが最も傷つきやすいやつです。

なぜ傷がついていないか?自分なりに考察してみた結果、以下の2点が大きいかと。

  • 落下事故には1度しか遭遇していない
  • 外出がほとんどない

この4ヶ月で落下事故は1度しかありませんでした。これは運だと思うのですが、その時は幸いにも割れたりはしませんでした。

この落下事故はAW通常バンドを装着するときだったので、これもソロループに変えてからは一度もありません。つまり「腕時計のバンドを調整して腕につける」行為がなくなった今、落下の可能性も減っていると感じています。

次に、コロナ禍の影響で外出が殆どなくなったことが挙げられると思います。家の中だとコンクリとかブロック塀など鋭利な部分にAWが当たる頻度が少ないので、傷がつきにくいと。

Apple Careも入ったのですが、このままいくと使用しない可能性のほうが高いかと考えています。

寝る時に気が散らない?

就寝想定時間をセットしておけば、自動的に睡眠モードになります。

そうすると「ディスプレイが切れて、簡単にはアプリを起動できなくなる」ので、それなりに自分に制限をかけることが可能です。

「簡単にはアプリを起動できなくる」ですが、これは「右のダイヤルを押して、さらにダイヤルを何度か回す」という操作をしないといけなくなるという事です。

逆に言うと、上記の操作をするとアプリを起動できてしまうので、自己抑制が苦手な人は夜に何度もApple Watchを触ってしまうかと思います。そうすると「Apple Watchを使用して健康管理」ってコンセプトが崩れてしまうので、お勧めできないですね。

結局、買ってよかったと思ってるの?

ネットの記事によっては、ステマっぽく「Apple Watchってこんな事もあんな事もできて便利!」みたいに書いているところもありますが、これが率直な感想です。

考えてみたら当然です。スマホ以上のことは殆どできません。唯一の例外が健康管理系のアプリで、心拍数とか血中酸素濃度とかが図れるのですが、それが機能的になにか体感できるかというと、そういうものでもありません。

Apple Watchを購入したからと言って「生活そのものが劇的に改善した」とかはありませんでした購入直前とかは色々想像してワクワクしていたのですが、まぁ順当な結果です。

でも、私は「購入してよかった」と思っています。Apple Watchをパッっと見てスケジュールが確認できたり、お店で腕をかざすだけで支払いができたり、楽になったことは確かにあるので。

でも、それが5万円以上の機能を体感しているか?と言われると・・・

それはないなぁ。5000円くらいじゃね?

というのが正直な感想ですね。

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