Immersed Visorを予約した・・これでよかったのか?

この記事は約10分で読めます。
スポンサーリンク

VRネタです。

Immersed Visorを予約してしまいました。

しかもFounders Edition。

そもそも、Immersed Visorってなに?

最近流行りのVRとかMRを体験できるやつです。

色々書く前に、昨今のVR事情について振り返ってみましょう。

ガチでVRの時代が来たかもしれん

VRネタについては、このブログでも何度か取り上げてきました。ハコスコの時代からGearVRを経て、Quest2で盛り上がりましたね。

そうです、個人的にはQuest2から本格的にVRが注目された気がします。比較的安価で手に入るにも関わらず、VRの中でもリアルを楽しめる解像度と性能を持っており、Beat SaberやVR動画など、コンテンツも増えてきました。

この盛り上がりに乗った形で発売されたのが、Quest3です。先月発売されて私も発売日に購入しました。

Quest3はQuest2から更に進化を遂げたデバイスです。何が凄いって、カラーパススルーです。通常のVRデバイスは頭に装着するので前方が見えないのですが、Quest3からはデバイスの前面にカメラがついており、リアルタイムで前方の画像をカメラの中に投影することができる。

つまり、装着しながら現実世界の周りも見ることができるんです。

これによって、VRの利便性が一気に向上しました。

別の記事で書く予定なので一気に端折りますが、ゲーム以外でも使える利用シーンができたんです。

それは、、、仕事でのVRの活用です。

Quest3を手に入れたら「Immersed」を試してくれ・・頼む

仕事でVRを活用するアイデアは色々ありますが、私が最も適していると感じたのは「マルチディスプレイの活用です」。

つまり、「VRの世界でパソコン画面をエミュレートする。しかも、複数のディスプレイを表示させて仕事に活用する」です。

QuestにはImmeredってアプリがあって、無料(サブスクでできること増やせるけど、無料で基本的な機能は使える)でVRの世界にPCのディスプレイを呼び出せます。

はい、この記事を読んでる貴方の気持ち、わかります。

「え?あのヘッドセット被りながら仕事するん?アホちゃう?しかも仮想の中に画面出したら見えづらいに決まってるやん。どう考えても無理に仕事に使ってるやろ」

そう思ってますよね?

上述の通り、この辺は別の記事で紹介しますが、結論から言うと上記の感想は先入観が入っている感想だと断じます。

いいからQuest3買った人は黙ってImmersed入れてみろ!マジで世界変わるから!

Immersedそのものとか、Quest3を使用したマルチディスプレイ体験とかの具体的な話は別記事に書くけど、とにかく試してみろ!

さて、本題の「じゃあ Immersed Visorってなにさ?」です。

Immersed VisorはImmersedが作ってるVRゴーグル

です。

これです。

Make Visor your portable office.
With Visor, bring 4K OLED displays everywhere you go. No more physical monitors. Visor is portable, sleek, and lighter than a smartphone. It fits in the palm of...

で、これが発売されていないにも関わらず、注文しちゃいました。

執筆中の現在では2つのモデルが発表されています。

  • Immersed Visor 4K(標準的なやつ):割引で$749.99
  • Immersed Visor 4K Foundation:割引で$999.99

私はImmersed Visor 4K Foundationを注文しました。

クソたけぇ!円安だから15万円だぞ!

じゃあ、何でこの記事を書こうと思ったか?ですが・・・

多分、私みたいな変人以外は注文を待った方がいいと思うからです。人の財布を守る為です。

なので、ここから先は、まず「なぜ、今買わない方がいいと思っているか」を説明します。

個人的にVisorの注文を「待った方がいい」理由

では、説明します。

1.Quest3でよくね?

これが最大の理由です。

Quest3最高っすよ。解像度も性能も、普通のユーザだと殆どのケースで満足するはずです。パススルーはカラーだし、確かにパススルーの解像度が完璧とまでは言えませんが、普通に実用性に耐えると思います。

Immersed Visorは片目4Kらしい。Quest3は片目2Kだから、確かに解像度は2倍になる。

でも、本当に画質いいの?まだ発売されていないからわかんないです。

発売前はマーケティングで良いことしか言わないのがIT業界ですよね。私は新しいものが好きなので、昔からこの手の「まだ発売されていないけど先行予約できる製品」で痛い目を見てきました。昔で言うとMP3プレイヤーとかです。Rioオーディオとか知ってる人いないでしょ?メモリパックで追加で容量増やせるとか宣伝していて、結局はメモリがクソ高かったり。あとはMP3を焼いたCD-Rが直接使える携帯CDプレイヤーとか、予約して半年くらいかかって到着してワクワク使ってみたらホワイトノイズ出まくりだったり。

つまり、実物触らないと、品質なんてわかんないんですよ。

Quest3は簡単に試せます。私はめちゃめちゃ満足しています。さすがMeta、品質が良い。

2.15万円だぜ!

高すぎる!

Quest3でも7万5千円なのに、その倍以上って・・・

いやいや、やっぱりおかしい!Quest3よりも出来ることが限られて15マンって!!やっぱり失敗したかも・・・

まぁ15万円はImmersed Visor “Founders Edition”で、通常盤(Immersed Visor 4K)は11万円程だけど、それでもQuest3よりも全然高い。

(Immersed Visorの2.5K版も開発されてたらしいけど、90%以上のユーザが4K版を予約注文したから、2.5Kは取りやめて4Kの開発にフォーカスしてるらしい、ホンマかいな)

3.できることは、マルチディスプレイくらいしかないぜ!

Quest3はゲームもできるのに加えてマルチディスプレイ使った仕事にも活用できる。賢者みたいな奴なんです。

目の周りを覆ってくれるから没入感もある。

一方、Immersed Visorは(現時点では)Immersedにしか使えないと思った方が良さそうです。サイトでは「他の使い方もできるようにする」とは言っていますが、どこまで信じて良いかは未知数。

つまり、機能の観点から言うと、やっぱりQuest3よりも縮退なんです。

なのに15万円だぜ!

4.ケーブルレスじゃないぜ!

Immersed Visorの参考動画を見ると「イケメンがVisorを装着して、あたかもケーブルレスで快適に仕事している」ようにみえますが、、、

実際にはケーブル使います。Visorそのものにはバッテリーがなく、ケーブルを(専用の)バッテリーパックに接続する仕様になっています(現時点では)。

専用のバッテリーパックにWi-Fi機能も備わってるらしく、そこからImmersedに接続されたパソコンと連携できるらしい。

だから、専用バッテリーパックが壊れたら使えなくなるし、結局はケーブルから逃れられない。

Quest3はケーブルいらずです。

5.リモコンもないぜ!

Quest3とかQuest2みたいに、両手に持ったりするリモコンもありません。全てハンドトラッキングで操作するらしい。

ハンドトラッキングをディスるつもりはありません。というか、ハンドトラッキング最高です。今でもQuest3のハンドトラッキングを利用して、リモコンを使わずにImmersedを操作したりしています。これによってリモコンから脱却し、机の上には無線キーボードとマウスだけで仕事ができています。

でも、細かい操作はリモコンあった方が便利な時もあります。ハンドトラッキングが微妙な時の予備的なインターフェースです。

マジでハンドトラッキングだけで快適に使えるのか?

6.そもそも本当に製品が到着するのか不明

失礼すぎるかもしれませんが・・・

商品が手元に届くのが「2024年予定」ですよ?つまり、今年じゃなくて来年です。

来年のいつ発送されるかも決まってないんです。

Appleとか誰もが知ってる会社ならともかく、マジで大丈夫なのか?ちゃんと届くの?

(Update)大手が参入したら、ゴミになる

繰り返しますが、immersed Visorの主要な用途はimmersedを利用することです。Stand Aloneモードも搭載される予定ですが、それでも汎用的なHMDではありません。

immersedはパソコンの画面をVR上で表示するだけの製品です(厳密にはコラボレーション機能もありますが、まだまだ発展途上)。

この機能、普通に考えてMetaやAppleなども追従すると思うのが自然ですよね。実際にMetaもベータ機能としてQuestに同様の機能を搭載始めています。

もしMetaやAppleの方がimmersedよりも良いサービスを展開し始めて、immersed Visorがそれに対応しなかったら・・・いくらハードが良かったとしても使えない製品となります。

じゃあ、なんで予約注文したんだよ!

90%の理由は、私がアホだからです。ガジェットが好きだからです。

繰り返しますが、普通に考えたら予約注文はオススメできません。

ただ、ネガティブなことだけを書いてると、予約注文した私が本当にバカみたいなので・・・言い訳として考えたメリットも紹介します。

1. 片目が4Kの世界を体験してみたい

諸説ありますが、片目4Kになってくると、リアルな世界と比べても満足いく世界になるらしい。

エンジニアとして興味あるじゃないですか!

2. Immersedの起動が早いらしい

売り文句ですが「数秒で使える。数分ではない」と書いています。

私は毎日Quest3とImmersedの組み合わせで仕事しています。

  • Quest3を被ってー
  • Immersedアプリ起動してー
  • 45秒くらい待ってー
  • 接続するパソコン選んでー

ってのをやると、2分くらいはかかります。

非常に煩わしい。

Immersed Visorのマーケティングの説明が正しかったら

  • Immersed Visorをサングラス感覚で装着して
  • すぐに仕事開始!

になるはずです。

これが本当だったら、めちゃめちゃ便利な気がする。

3. 軽いらしい

まぁ、、サングラス型だから、、確実にQuest3よりは軽いよね。

でも重量が発表されてないんだよね。「スマホより軽い」とか、、意味不明。

4. 有線で遅延が殆どないImmersed体験

というか、これはオマケ感覚です。

そもそもImmersedはWi-Fiでも遅延を気にしないレベルの品質です(少なくとも私の環境では)。だから、有線で低遅延が期待できても、、私にとっては恩恵は少ないでしょう。

ただ、出先だと便利かもしれません。有線がなければWi-Fw接続になるのですが、例えばカフェとか空港のラウンジとか、Wi-Fiが遅い環境だと便利かもしれないですね。

スタバでおもむろにサングラスをつけて仕事をしてるおっさん。いきなり空中で指でグリグリやってるおっさん。

想像するだけでテンション上がりますね。

5. AppleのVision Proよりは安いだろうし・・・

いやいや、比較対象が全然違う・・・

まとめ

てな訳で、こんな製品に15マン出して、更に予約注文するなんて正気の沙汰ではありません。

といいながら、一応はリンクを貼っておきます。

Make Visor your portable office.
With Visor, bring 4K OLED displays everywhere you go. No more physical monitors. Visor is portable, sleek, and lighter than a smartphone. It fits in the palm of...

ここまで説明しても、万が一ですが、Immersed Visorを書いたい人は、上記のリンクを踏んで買ってください。私も貴方も得するらしいです。

踏んでほしいとは言ってないです。というか、マジで発売するまで待った方がいいよ。

だって、私はImmersed Visor “Founders Edition”を買いましたから!私がレビューした後に決めたらいい!ちなみに、これが予約注文した証拠です。

通常の価格から$250余分に払って、、これで一般販売の6ヶ月前に手に入れる権利を得たので、到着したらすぐにレビューします。最近はブログを書いていませんでしたが、これについてはガチでレビューする予定です。ご存知の通り、私はレビューでは忖度したことは1度もありません。しかも、今回は15万円完全に自腹です。悪い品質だったとしても正直に書く覚悟です。そうしないと15万円が完全に無駄になるので。

あ、Immersed自体はQuest持ってたら使ってみてください。世界変わるので。

コメント

タイトルとURLをコピーしました