RyzenとESXiの組み合わせについて。と昔話

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ついに発売されましたね!Intelの対抗馬となるAMDのRyzen!

私の学生の頃はIntelと互角だったAMD

懐かしいなぁ。ちょっと昔話をさせてください。

私がパソコンの魅力を感じはじめたのは高校生のときです。当時はアメリカに住んでいて、そこでたまたまパソコンに詳しい友人に出会いました。運命的な出会いです。彼とは未だに親友の仲です。シンガポールでエンジニアをやりつつ、とあるファッションブランドのモデルをやっている、非常に多彩な人です。

当時はIntelのPentiumが出たばかりでした。今のCPUと比較する事が出来ない程のスペックですが、当時は革新的だったんです。100Mhzとか、何でもできちゃうじゃん!って時代ですから。

私は自分のパソコンが欲しかったのですが、当時は今よりも数倍高かった記憶があります。なので必死に親に頼み込んで買ってもらいました。100Mhz Pentium、500MBのHDDくらいのスペック。

パソコンのスペック何て詳しい事は全然わからなかったので、その友人に「一番安くて使えるヤツ」ってお願いをして選定してもらったのが、今は亡き悪名高き「Packard Bell」のパソコンでした。

Packard Bellなんて知ってる人、もういないですよね(笑)。当時のUSは「Hewlett Packard」・「IBM」・「Compaq」が戦っていました。値段はIBMが一番高くて、その後ろでHPとCompaqが走っていたイメージ。

で、何故かPackard BellがHP群の2割くらい安い値段でパソコンを売ってたんです。スペックはほぼ同じだったのに。

後で知ったんですが、Packard Bellのパソコンに入っている周辺機器って、故障品を修理したものだったり、非常に粗悪なモノだったみたいです。

なので、当然ながら、色んな障害が発生しました。

でも、Packard Bellには感謝してるんです。障害が多発したお陰でPCの仕組みを勉強したりしてパソコンスキルが上がったんで。実際に障害に直面する事でレベルアップするのは、今も昔も同じですね。当時はCCIEを取得するなんて夢にも思っていませんでした(てか、CCIEの存在自体知らなかった)。でも、CCIEで必要になるTshootのロジカルシンキングはこの時に芽生えたのかもしれません(笑)

そんなPackard Bellは2007年にAcerに買収され、消滅しました。CompaqもHPに買収されました。私が就職活動をしたときはCompaqも志望したんですけどね・・・

時代の流れは早いです。

時は流れ、日本に帰って、初めて自分で自作パソコンを作りました。IntelのCPU(もう覚えていない)で組みました。その時は自作パソコン全盛期だったのでパソコン部品を買うのが非常に楽しかった記憶があります。

その頃です。AMDの存在を知ったのは。Intelくらいしか知らなかったので、衝撃的でした。オーバークロックをしてCPUが破損してしまうとか。いわゆる「焼き鳥(Athlon Thunderbird」とか。

市場原理ですが、やはり競合がいた方がコストも安くなりますし、性能も上がります。その意味でIntelとAMDが同じ土俵で戦えたときはCPU市場も盛り上がってました。

Ryzenで再度CPU市場が活性化されるか?

最近はIntelの独壇場でした。だから値段も下がらない。CPUの性能が上がらないのは別の理由だと感じていますが・・・

で、3月のRyzen発売です。実際にベンチマークを見てると、凄いですね。当然対抗馬のIntel CPUに負けているベンチもありますが、コストとの対比をすると殆どが勝っているはずです。

これからBIOS(UEFI)のアップデート、マザーボードの最適化等、続々と改善されていくでしょう。改善されていって欲しいです。

自宅サーバーのESXiについて

と、ここまでIntelとAMDの話を長々としてしまいましたが・・・

この記事を読んでいる方はご存知の通り、私はi7-6700Kで既に自宅サーバーを作ってしまいました。ESXiで。

H170-PROとi7-6700KでのESXiサーバ構築手順!
ASUSのH170-PROマザーボードとSkylake i7-6700Kの組み合わせで無事にESXiの構築に成功しました。 ESXiは6.0U2です。オンボードNICも問題なく使用できています。 ESXiは詳しいけど、PC自作は...

今も連続稼動しています。非常に快適です。

AMDのRyzenが発売されたからと言って、上記のサーバーを購入した事を後悔はしていません。既に10万円以上の働きをしてくれているので。

でも「あと1年発売が早かったら・・・」とは思っちゃいますね。

現時点でRyzenとESXiの組み合わせは不可

私が調べた限りでは、最新のESXi(6.5)でもRyzenをCPUとして稼動させる事はできないらしい。そのまま組んだら有名なPSOD(Pink Screen of Death)が表示される。

厳密にはPSODも克服可能だが、期待するパフォーマンスよりも30%程遅くなるそうです。

なので、やはりi7-6700Kで自宅サーバーを組んだのは間違いではないと感じています。VMWareは新しいCPUに対するサポート&インプリに時間がかかる(かける)事で有名ですし。

私の推測では、あと半年はかかるのでは?と思っています。まぁその時にはマザーボードやメモり回りの改善もされているでしょうし、良い頃合いかなと。

ESXiで対応しはじめたら、、組むかも!

正直、Ryzenの可能性って仮想化にもあると思うんですよ。めっちゃ。

低コストってのもあるのですが、コア数が多い。

仮想サーバーとコア数が多いホストサーバーは非常に相性が良い。1コア当たりの性能よりも、コア数が多い方が、効率的に複数の仮想サーバーを収容できます。その意味でもRyzenは候補にあがります。

じゃあ、ESXiでRyzen対応したら、買うのか?・・・必要なくても買ってしまいそうな自分がいます。。

てな訳で、VMWareさん!早くRyzenの対応をお願いします!

その頃にはCCIE R&S以外のCCIEトラックも仮想サーバー上で完結されているとありがたい・・・

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