iPad Proのフル充電に必要な時間を計測した!ながっ!

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前回の記事で「iPad ProでHD動画をひたすら流し続けた場合、何時間バッテリーが持つか?」を検証してみました。

iPad Proのバッテリー持続時間チェック!衝撃の結果が!
買ったばかりのiPad ProでひたすらHDビデオを流してバッテリーがどれだけ持つかをチェックしてみました! 結果として、私がもってるAppleデバイスの中で最も優秀なバッテリー持続時間を達成しました! 計測方法 計測結果の動画は...

この記事では、逆に「iPad Proのバッテリーが空の状態から充電を開始した場合、何時間でフル充電状態になるか?」を検証してみます。

詳細は以下の動画を参照ください。

事前準備

iPad Proに搭載されているバッテリー容量について

前回の記事で、驚くべきことにHD動画を流し続けたとしても9時間以上持つバッテリーをiPad Proは搭載していることがわかりました。

iFixitによると10307mAhもの容量のバッテリー(電池)が搭載されているとの事です。

でも、これって逆に言うと、充電にかかる時間もそれなりに発生するって事ですよね。なので、いつも私がやっているiPhoneとかiPod Touchの充電時間・電力チェックよりも興味深い結果になりそうです。

検証環境:iPad Proの状態

前回の記事でひたすら電池から電気を垂れ流しにしたおかげで、私のiPad Proはこの検証を行う上で非常に都合の良い状態になりました。

つまり、初回充電後に一気にバッテリーが空の状態になっています。スリープからも復帰しない、完全な空の状態です。

検証環境:電源供給の機材について

以下の写真の通りの環境です。(ケーブルぐちゃぐちゃですね・・・)

IMG_0930

  • 電源:コンセントから供給(パソコンなどの不安定な出力ではない)
  • USB-ACアダプタ:Anker Powerport 10(2A以上も出力可能)
  • 電力チェッカー:RT-USBVA3
  • Lightningケーブル:付属の正規ライトニングケーブル

USB-ACアダプタはあえて「Anker Powerport 10」を利用しました。この製品は、2A以上の電力を供給することにより、急速充電を可能としています。これでどこまで充電時間が影響するかも興味深かったので。

iPad ProとPowerport 10の間に電力チェッカー(RT-USBVA3)をかませる事により、充電している間の供給電力も同時に図る仕組みです。

およそ何時間でフル充電されるか、事前予想

私のiPad第3世代は5時間程度でフル充電されますが、これは1Aでの充電の場合です。今回いくら容量が大きくても、仮に2Aで充電出来たら3時間くらいで終わるんじゃないか?と、全く真面目に計算せずに予想していました。

で、実際に試してみた

充電開始から完了までずっと座っている訳にはいかないのでw 隣のiPod Touchのストップウオッチを充電開始と同時に起動させ、それをビデオカメラに取り続けました。

そして、給電のアンペア数がほぼ0になったタイミングで終了としました。

なので、実際の開始から完了までの経緯については、動画を見ていただいた方が分かりやすいかと思います。

要約すると、以下の感じになっています。

充電開始から電源ON可能になるまで

上記のとおり、完全に放電されているので、はじめは起動さえもできない状態でした。その状態から充電を開始して、まぁ15分程度で起動可能な状態まではなるだろうと楽観していたのですが・・・

なんと、起動可能になるまで22分もかかっている!

って事は、完全放電になる前に充電を開始したほうが、利便性を考えると絶対によさそうですね・・・先が思いやられます。

ちなみに、起動可能状態になった数分後にかるく電池の状態を見てみたところ、約9%充電されていました。

この期間の使用電力は、常時5w/0.5A程度でした。

電源ON可能状態からフル充電まで

上記の通り、22分経過後、ようやく電源ON可能状態になりました。そこからは一気にフル充電まで突っ走る訳ですが。

最終的に満充電になるまでにかかった時間は・・・

約6時間!

長すぎるw

しかも、その間の使用電力は5w/2.4Aを記録しました。2.4Aって凄くないですか!?初代iPadが0.5AのACアダプタで充電できなかったことが衝撃的だったのに・・・ただのタブレットでこれだけ電力が必要とされるのが衝撃的でした。

2.4A流して6時間ですからね。もはや低電力ノートパソコンの域に達している感さえもあります。

結論、バッテリーの持続時間も凄かったが、満充電までの時間も凄かった

結論としては、2.4A出力可能なACアダプタを利用しても、空の状態から満充電までは6時間程度かかることがわかりました。

今回は全く使っていない状態の充電作業だったのですが、仮に使用しながらの充電だったらもう少し時間がかかっていたかもしれません。

これが1AのACアダプタだったら2倍以上かかってしまうので、ちょっと現実的ではないですね。恐らく、現時点では殆どの家庭で持っているUSB対応ACアダプタは1Aのものが多いと思うので、部屋ごとに買い替えが必要かもしれません。(ACアダプタは付属していますが、1ポートしか口がなく、コンセントの口を一つまるごと使ってしまうのはもったいないですし)

もしUSBのACアダプタの買い替えを検討している方がいたら、私は思い切って10ポート程度あるUSB用AC充電器の購入を強くお勧めします。特に今回利用したPowerport 10は非常に便利です。2.4A以上の出力にも対応していますし、これだけポートがあるといくらモバイルデバイスを持っていても、ポート数を気にしないで手軽に給電できます。

(何気にこのブログで最も人気のある記事の一つだったりします)

Anker PowerPort 10レビュー。大は小を兼ねる、安心感が半端ない!
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今USBポート空いてたっけ、とか考える悩みも一気に解消できて非常におススメです。

iPad Proをコンセントがない場所に旅行に行くときはちょっと不便かもしれませんね。2A以上出力できて、大容量のモバイルバッテリーを持っていくか、選択に迫られそうです。

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